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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Traffic / Welcome to the Canteen』

Traffic_Welcome to the Canteen スティーヴ・ウィンウッド擁するロックバンドのトラフィック、1971年発表のライブアルバムです。トラフィックのアルバムではこれが一番好き…って、2枚しか聴いてないんですけどね(^^;)。。このライヴにはデイヴ・メイソンも参加していました。

 名盤と言われている『ミスター・ファンタジー』がギミックやコラージュあふれるサイケな作りだったのに対して、このアルバムはそういう小細工は一切なし、プレイで勝負!熱いライブというより、リラックスしたセッションでした。これがすごくよくて、セッションと言っても作る所はちゃんと作ってあるし、なにせメンバーがみんなうまい!特にしびれたのがベースとドラム&コンガで、エレキベースは太い音でブンブンと動きまくるし、ドラムはパッと聞きは普通のエイトビートかと思いきや、細かい技が入りまくるしタイトでリズム感抜群だし、コンガのうまさはもう語るまでもない…この音楽の心地よさを支えているのはリズム隊なんだな、みたいな。
 リズム隊がしっかりしてるものだから、よく考えられた「Sad and deep as you」のアコギのアルペジオとか、他の曲でのオルガンの気持ちよさとか、ヴォーカルのうまさとか、上物がみんな生きてくるのです! 
 曲も素晴らしかったです。このアルバム、トラフィックの曲は半分しかやってなくて、スペンサー・デイヴィス・グループ時代の曲をやったりしていて、参加ミュージシャンが曲を持ち寄ってセッション用に簡単にアレンジしてやったんじゃないかと思うんですが、そういう作り方をしたら、いい曲も集まろうというもんです。そもそもジャケットには「Traffic」とすら書いてないですしね(^^)。

 程よく力の抜けたセッション、でもいい加減な一期一会ではなくアレンジするところはアレンジし、個々のメンバーに任せるところは上手く任せて、曲も良ければプレイもうまいんだから、良くないはずがないです!スティーヴ・ウィンウッドといえば大滑りしたブラインド・フェイスにも参加していましたが、もしブラインド・フェイスがアレンジもリハーサルもちゃんとやっていたらこうなっていたんじゃなかろうか。というわけで、僕的には成功した場合のブラインド・フェイスを聴いているような気分でした。これは推薦!

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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