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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Yngwie Malmsteen / TRILOGY』

YngwieMalmsteen_Trilogy.jpg イングウェイ・マルムスティーンというメタル系のロック・ギタリストが80年代半ばごろに発表したサードアルバムです。いわゆるヘヴィーメタル、「世界最速のギター」なんていうのが売り文句でした。で、やっぱりクラスでもこの快速ギターソロが大流行!小学生の頃に、タイガーマスクのローリング・ソバットが流行った時ぐらいの大流行だったんじゃないかなあ(笑)。今では信じられないかもしれませんが、洋楽といえばメタルという時代だったんです。クラスでもメタルマニアが5~6人いたし、メタル聴いてない奴はロック好きとは言えない、ぐらいの風潮でした、僕のまわりでは(^^;)。で、中学生の時、この超高速の速弾きロック・ギターにぶっ飛びました!!

 はじめて聞いたとき…確かにメタルではあるんですが、僕が思っているヘヴィーメタルのイメージとはちょっと違ってました。メタルではあるけどヘヴィーではないというか、80年代のウェスト・コースト系の爽やかなポピュラー音楽とメタルの中間ぐらいな印象。このアルバムが出た頃から、メタルの王道はこっち系に移っていったような気がします。で、こっち系の明るいメタルというと、特にギタリストとかキーボーディストにスタジオミュージシャンクラスのテクニシャンがいるというのが特徴で、そのプレイテクニックが人気に直結する感じ。ベースやドラムはギターの引き立て役のバックオケと化してましたね。曲よりも演奏という意味では、モダンジャズのソロアドリブ全盛期と似た現象だったのかも。

 このアルバム、子供のころは大好きでした。しかし久しぶりに聴いてみたら…異常にポピュラーなんですよ。クラシック・ギターを習っていた少年がロックをやってみた感じだったんじゃないかなあ。楽曲構造なんか完全にABCの歌謡形式。和声も、単純な機能和声にしろ、バロック的なモードにしろ、全部インスケールです。つまり…速さを差し引くと、それ以外の音楽的な部分のすべてがクリエイティブさのないポピュラー。クリエイティブさよりも、心地よさを追求してる感じ。モード的な旋法の使用も、挑戦してそうなったんじゃなくって、バッハあたりのクラシック・ギターをやっていたから、たまたまそうなったんだと思います。他のアプローチが出来ないですからね。
 タルを聴いたことが無い人が聴いたら、衝撃を受けるギターだと思います。ただ、スピード一本やりなので、クラシックでもジャズでも、作曲技法なり和声法なりに踏み込んだ人が聴いたら、「初歩すぎるな」と思っちゃうかも(^^;)。でも、メタル自体が若者向けの音楽ですし、音楽への入り口に、速さとかラウドな感じみたいなエモーショナルな所をガツンとやる音楽を体験するのって、実は素晴らしい事なんじゃないかと思います。単純な所って、実は馬鹿にできないぐらいガツンとくるというか、すごく大事なんじゃないかと。


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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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