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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『ユダヤの宗教音楽』

Yudaya no ShuukyouOngaku 2005年の「東京の夏音楽祭」で録音された、ユダヤの宗教音楽です。CD2枚組で、ユダヤの3つの伝統歌唱が入ってました。ひとつはパレスチナのサマリア人による詠唱。ひとつは、Ocora のイスラエルのCDにも入っていた、イエメン系によるヘブライ語(!)とイエメン方言アラビア語による伝統歌。3つ目は、シリアのアレッポ系ユダヤ人の準礼拝音楽「シラート・ハバカショート(嘆願唱)」

 サマリア人は新約聖書にも出てくる独特の民族で、ユダヤからすると「状況によってキリスト教徒になったりユダヤ教徒になったりするコウモリ野郎」みたいなイメージがあるんだそうです。でも今はユダヤ人と和解してユダヤの一派として見られているそうです。サマリア人は今も古代ヘブライ語を話せる(!)んだそうで、このCDでは旧約聖書の「出エジプト記」あたりを使った詠唱を聴くことが出来ました。これが、僕が瀬戸内海の島に遊びに行った時に、仏教寺で聞いたお経にそっくり。真言宗のお寺だったと思うのですが、詠唱というのは似てくるもんなんでしょうか。それとも宗教上に何か関連があるのか…。

 イエメン系ユダヤの伝統歌は、一転して歌謡曲のよう。とはいっても、伴奏はダラブッカのみ、それに数人のコーラスがつくだけのシンプルなもの。しかし、問題はこれが「東京の夏音楽祭」でのホール録音というところで、歌謡コンサートみたいに客席の手拍子が始まってしまう(>_<)アチャア。。

 いちばん良かったのは、シリアのアレッポ系ユダヤ人の準礼拝音楽「シラート・ハバカショート(嘆願唱)」でした。なにがいいって、単純にこれがいちばん音楽的だったから(^^)。面白かったのは、これもユダヤ教の音楽という事で、テキストはたしかにユダヤみたいなんですが、音楽はアラビア音楽のマカームの影響受けまくりでした。僕は純粋なユダヤ独自の音楽を期待してたんですが、世界中に散って隠遁生活をしていく中で、色んな文化を吸収して今に至っているのかも。

 アジアの島国日本に住んでる僕にとって、ユダヤははるか遠くに感じる文化です。ユダヤの知人なんてひとりもいないし、感覚的には歴史の教科書にしか出てこないものという感じ。それでも、こうして音として体験できるとちょっとだけ触れる事が出来た実感がわきました。これを日本公演してたのか、見てみたかったけど、こういうのやるのって、ほとんど東京だけなんですよね、うらやましい。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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