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Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

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『ティン・パン・アレー / TIN PAN ALLEY 2』

TIN PAN ALLEY _2 細野晴臣鈴木茂、林立夫、松任谷正隆という超強力メンバーを擁するティン・パン・アレーの2枚目のアルバムにしてラスト作です。

 ファースト・アルバム『キャラメル・ママ』の頃はヴォーカル入りポップスがメインと感じましたが、これはかなりインスト色強し。しかもインスト曲はポップスというより、シャカタクやケニーGあたりのクロスオーバーなインストの方がイメージが近いかも…というか、クロスオーバーです、完全に。鈴木茂さんなんて、ティン・パン・アレー結成の直前まで参加していたはっぴいえんどではカントリー・ロックみたいだったのに、よく短期間でこれだけ変化できたな、って感じちゃいました。クロスオーバーのギターって、ファンクから来たような独特のカッティングみたいなのやるじゃないですか。ああいうのも見事に弾きこなしてました。

 でも個人的に好きなのは、細野さんの書いたヴォーカル物のほんわかした曲。「ろっかばいまいべいびい」なんて、完全に80年代の日本のポップスが持ってるあの夢見心地の生ぬるい心地よさが確立されてました。いや~、この曲いいなあ。。

 プレイも見事ですが、テクニックを聴かせるのではく、あくまでBGMとして気持ちいい音楽を作ってるように聴こえました。というわけで、実は「こういう演奏でアレンジや演奏が出来ますよ」という、当時の日本の音楽産業界むけのサンプル用に作ったんじゃないか、と思ってみたり。作曲も編曲も演奏も、ポップ・アルバム作るならティン・パン・アレーに任せてね、みたいな。実際のところ、ティン・パン・アレーのチームは、荒井由実さんや矢野顕子さんや大貫妙子さんのアルバムでアレンジや演奏をしたんですよね。遊園地で楽しく過ごしている時間を感じるような、非日常的なファンタジーを感じて、けっこう好きなアルバムです。でも齢を取ってから聴くと、ちょっと女の子向けの世界観とも感じちゃったかな?

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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