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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『ヘンデル:水上の音楽 ガーディナー指揮、イギリス・バロック管弦楽団』

Hendel_suijou no ongaku_Gardiner バッハの音楽はけっこう聴いてきたのに、バッハよりも名声を得ていたヘンデルは「メサイア」とこれぐらいしか聴いてません(^^;)>エヘヘ。しかも、「水上の音楽」は人生で2~3回聴いただけ。というわけで、30年ぶりぐらいに聴いてみよう!

 ヘンデルって優雅で明るい曲を書くのに、性格はわがままで偏屈だったそうです。もともとドイツ人で、ドイツのある領主をパトロンとして音楽活動をしていたそうですが、イギリスに渡ってアン女王に可愛がられて年金もいっぱい貰えるし作曲料もがっぽりもらえて気分を良くしたヘンデルは、ドイツの領主を裏切ってそのままイギリスに住みついてしまったんだそうです。ああ、こういう人はあんまり好きじゃないな…。ところがアン女王が死んだもんだからさあ大変、なんとドイツの領主だったかつてのパトロンがイギリス国王になってしまった!やっべえ、どうしよう…せや、王様の船遊びの時に、水上で素晴らしい音楽を奏でたろ!ってな具合で新王のご機嫌取りで書かれたのが、この「水上の音楽」なんだそうです(゚∀゚*)。

 ちょっと後の時代のモーツァルトが、貴族から委嘱を受けて長調で明るい曲の作曲ばかりしてましたが、ヘンデルも王族や貴族をパトロンにしていた人なので、音楽がクライアント向けで優雅で明るいんでしょうね。貴族の晩さん会や船遊びや舞踏会といった余暇の楽しみとしての音楽がほとんどだったんじゃないかと勝手に想像してるんですが、教会オルガニストのバッハとはここが大きな違い。かたや貴族の娯楽、もう一方は精神性の高い宗教曲や4科のひとつの追及というわけで、使ってる書法はバッハとそっくりなのにこれだけ違う音楽になっちゃうという。
 それにしても、アンサンブルが見事です。明るく軽い曲想なのでBGMにしても気分いい、当時のヨーロッパのお城に暮らしてる貴族のような気分になります(^^)。でも基本的にポリフォニーなので、真剣に聴くとかなり緻密。優雅なんて言ってる場合じゃない、決してムードだけの音楽ではありません。このCDの演奏がいい事もあるんでしょうが、声部の絡みがマジで素晴らしい、さすが当代一の作曲家だと思いました。ただ…裏切った元パトロンのご機嫌取りのために書かれた曲というだけで、ちょっと聴く気が失せてしまうな ( ̄ー ̄)。音に罪はないんですけどね。。

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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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