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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『ラヴェル:《マ・メール・ロワ》 《高貴で感傷的な円舞曲》 クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団』

Ravel_MaMereLore_Cluytens.jpg クリュイタンス指揮のラヴェルの管弦楽曲、第3弾!このCDに入ってる「マ・メール・ロワ」と「高貴で感傷的なワルツ」は、どちらもバレエ音楽です。

■マ・メール・ロワ
 「マ・メール・ロワ」は、マザーグースを元ネタに作られたそうです。そもそも「マザー・グース」をフランス語でいうと「マ・メール・ロワ」だそうですし。1曲目が「眠れる森の美女」、2曲目が「親指小僧」、4曲目が「美女と野獣」と、ペロー童話集を読んでない僕でも知ってる物語がいっぱい。「亡き王女のためのパヴァーヌ」や「ダフニスとクロエ」からラヴェルの管弦楽曲に入った僕は、フォーレからドビュッシーへと続くフランス音楽の流れにある作曲家かと思ってたんですが、他の曲を聴いていると、けっこう20世紀初頭のスタンダードな技法と流行の技法を、作品によっていろいろ取り替えてる人という感じがしてきました。意外と新古典的で、そこに印象派音楽を重ねてみたり、スペイン音楽を重ねてみたりという人だったのかも。この曲なんて標題音楽みたいで、曲ごとにシーンが変わる感じです…もしかすると、バレエ音楽だし、作に標題があるからそうなるだけなのかも知れませんが。

■高貴で感傷的なワルツ
 「高貴で感傷的なワルツ」は、もともとピアノ曲だったものを管弦楽化したもの。管弦楽化はバレリーナの依頼でなされたそうです。曲は8つのワルツで出来ていて、面白いオーケストレーションのものも混じってるんですが、やっぱりベースには機能和声を感じました。

 クリュイタンス指揮のラヴェルはやっぱりいいですね。なんというか、エスプリって感じがします(^^)。ただ、それよりいいものを見つけてしまった気も…その話は、次回にでも!

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Comments
マ・メール・ロワ 
20200804記事への私のコメントへのBach Bachさんの返し、ありがとうございました。
音大の音楽史とも異なる、幅広い知見からのコメント、非常によくわかりました。

実は、ずっと前にも、ほぼ同じ質問を投げかけたことがあるのです。でも、クラシックはよく知っているけどJAZZ、ポピュラーには詳しくない(特にコード理論のあたり。)の方だと、片側からの意見になるので、Bach Bachさんのような両面からの分析にならず、すっきりしたコメントにならなかったのです。

クラシック音楽が長い時間かけて進化していくにつれ、聞く側の耳も進化していっているのは(因果関係は逆かな)、1950年代のカントリー、ロックからビートルズ、プログレを経て現代ポピュラー曲になったのとまったく同じ流れなのでしょう。
大昔は、長3度も不協和音だったという話もありますから。

マ・メール・ロワ、とても好きな曲なのですが、やはりシャルルデュトワ+モントリオール響のCDだけが残っていました。6場に分かれているというのは、どういうことなんでしょうね。交響曲などは、主題のリプライズがあったりして、明らかに起承転結の枠組みが最初にあるのだな、と思えるのですが。

素人感想ですが、ラベルは、非常に作曲技術に長けていて、テクニカルなアプローチをする作曲家なのかなと。朝起きて窓からの眺めに感動して曲を作ったというより、今度は、こんなアプローチや技法を、こことあそこに入れてみよう、なんて考えていたような気がします。
Re: マ・メール・ロワ 
AKISSH さん、書き込みありがとうございます!

むかし感想を書いた『音楽行動の心理学』という本で、こんな話を読みました。耳が物理的な属性(例えば、5度が第2倍音にあたるなど)よりも経験(例えば、普段よく聴いている音楽の傾向)を自然なものと判断する。これは音響心理学の実験データがあるそうです。例えば、インドネシアのガムランは組ゴングを使いますが、このゴングは純正律でも平均律でもなく、5音音階のオクターヴ均等分割に近いらしいです。これは西洋音楽の倍音列の説明からも、中国音楽の3均分法からもまったく理屈に合わない音組織ですが、僕には10分も聴いていればガムランが最高に心地よい音に聴こえて来ます。なるほど、「慣れ」が優先するんですね。この原理は、音楽の嗜好にも当てはまると思っています。

そして「マ・メール・ロワ」ですが、これはマザー・グースを元にした組曲なので、全体で起承転結を作る長編小説ではなく、短編小説の集合のような作りになるのだと思います。4手ピアノのスコアもあって、これもなかなか楽しいです(^^)。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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