心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > サントラ/イージーリスニング   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『エンニオ・モリコーネ楽団 / "ウエスタン" オリジナル・サウンドトラック』

Western.jpg 前の記事に引き続きまして、モリコーネ作曲の劇音楽を。"ONCE UPON A TIME IN THE WEST"(邦題「ウエスタン」)のサウンド・トラックです。

 モリコーネの音楽が好き過ぎて、僕は映画も見ずに、このサウンド・トラックを買っていました。貧乏だったのでいきなり買う事はなかったのですが、レンタルCD屋さんの視聴器で聴いて、あまりの素晴らしさにレンタルではなくって買ってしまったという訳です。劇中の音楽はモリコーネ節全開というか、「荒野の用心棒」系のおいしい音楽をたくさん聴くことが出来ます。もうこれだけで、モリコーネのファンなら必聴という感じなんですが、僕がノックアウトされたのは、モリコーネ節のそれらの曲じゃなくって、主題曲となっている女声メゾ・ソプラノ入りの弦楽。いや、素晴らしすぎるだろう、これ…。もう、感極まって泣いてしまいそうです。

 しかし、セルジオ・レオーネの代表作のひとつと言われているこの映画を、僕はずっと見ていませんでした。初めて見たのは3~4年前。そして…あまりの素晴らしさに、続けざまに3度も4度も見てしまったという始末です(^^;)。僕が持っているサントラ盤は、ここに紹介した西部劇的なガンマンの対決ジャケットではなくって、蒸気機関車の線路を作っている映画のワンシーンを抜いたものだったんですが、その意味が初めて分かりました。要は、蒸気機関が来て、いよいよ西部開拓時代が終わり、同時に銃の時代も終わろうとする、その瞬間を描いた映画だったんです。で、幼少期に家族を殺された復讐を果たそうとする主人公、町の人々から恐怖の対象として恐れられている一党とそのボス・ガンマン、そして町の有力者として初めてこの町に訪れ、しかしその婚約者が殺されるというヒロイン。この3者は、かつての西部開拓時代の価値観の象徴やこれからの時代の価値観の象徴として描かれていて、どちらが善でどちらが悪であるという事ではなく、それぞれに何とも言えない正義や思想を感じさせます。で、僕の持っているサントラ一面に写っている蒸気機関車自体も、時代の変わる瞬間の象徴というわけです。映画では、ヒロインが街に入った瞬間にカメラがパンして一気に開けた街の全貌を見る事が出来るのですが、この町が見えた瞬間の何とも言えない感慨が、モリコーネの書いたテーマ音楽に全部集約されているというか、意味もなく涙がぶわっと出てしまいそうになります。これ、映画のクライマックスシーンではなく、冒頭のシーンなんですけどね。。で、映画の象徴しているシーンとその感慨そのものを音化したテーマ音楽のシンクロ具合たるや、映画を見た後では、この音楽だけを引っこ抜いて語るのがちょっと片手落ちに見えてしまうほど。

 う~ん、これも本当に素晴らしい映画音楽。映画も見ずに、サントラが素晴らしすぎてそれを先に買ったなんていうのは、後にも先にもこれだけです。本当に素晴らしい音楽だと思います。今後もずっと聴き続けるんだろううな、僕は。この1枚に出会えてよかったです(^^)。


関連記事
スポンサーサイト

Comments

10 2017 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
アド
これまでの訪問者数
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS