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『エジプト:ナイルの恩寵 上エジプトの音楽 Egypte: Les Musiciens du Nil』

Egypte_Les Musiciens du Nil フランスの民族音楽レーベルOcora がリリースした上エジプト音楽のCDです。上エジプトというのは、アシュートからアスワンまでのナイル川の渓谷にそって広がる一帯の事だそうです。この地域にあるルクソール市(位置的には、ナイル川下流から遡ると、カイロとギザが大体同じ、アシュート、ルクソール、アスワンという順)にはルバーブ奏者がたくさん住んでいるそうで、プロの放浪音楽師はアラティアと呼ばれるそうです。あ、そうそう、ルバーブは二胡みたいな擦弦楽器で、ルーツはペルシャ。アラティアは結婚式や祭りや祭祀にも呼ばれ、叙事詩や宗教歌を朗誦するそうです。

 このCD、前半はナイルの音楽家の演奏で、メインはルバーブと歌でした。楽器は基本的にマカームに基づいていて、タクシーム(即興演奏)もありましたが、なんせルバーブの演奏なもんで独特。歌が絡むとさらに独特で(歌はリーダーと追従する複数人、みたいな形が多かったです)、同じメロディを繰り返して歌のコール&レスポンスをくりかえしながらアッチェルしたりア・テンポになったりする感じ。

UpperEgypte_photo.jpg 後半4曲はダブルリードの楽器の合奏でした。5~6曲目はアルグールがメインの音楽。アルグールはダブルリード楽器で、由緒あるエジプトの楽器だそうです。これがアンサンブルで演奏されると、なんとバグパイプみたい。バスにドローンがいるからだな…。7~8曲目は、ミズマールというオーボエに似た楽器の合奏。これはアルケールの音楽にそっくりでした。

 上エジプトの音楽はアラビア音楽ではあるんですが、イランやイラクみたいな高度さは感じず、同じ音楽を奏でながら速度が変化していく音楽でした。ひと口にアラブと言っても、地域によって色々と変化するんですね(^^)。

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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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