『Arménie: CHANTS LITURGIQUES DU HOYAN-AGE ET MUSIQUE INSTRUMENTALE アルメニアの音楽』
アルバニアとアルメニアって、間違えませんか?僕は「バ」ルカン半島にある方がアル「バ」ニア、という覚え方を編み出すまで、ずっと混同しっぱなしでした(^^;)。アルメニアは、ザカフカス(南コーカサス)にある国です。コーカサス地方って、ロシアの影響の有無とか、イスラムか正教系かなどなど、色々ゴチャゴチャしてて分かりにくいです。昔、ザカフカス一帯がグルジアの天下という中、唯一キリスト教を受容したのがアルメニア。そして、ようやくアルメニアが勢力を広げた後でアゼルバイジャン人が勢力を広げてアゼルバイジャン国が出来…みたいな感じで、常に侵略の憂き目にあってきたのがアルメニアらしいです。こうした歴史が、音楽に思いっきり色濃く影を落とす事になったんじゃないかと。 このCD、僕が持っているものはOCORA原盤の「Arménie: CHANTS LITURGIQUES DU HOYAN-AGE ET MUSIQUE INSTRUMENTALE」というものですが、日本語解説つきのものだと、キングが出した「世界民族音楽大集成」というシリーズの69番「アルメニアの音楽」がそれです。