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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『Komitas Vardapet / The Voice of Komitas Vardapet』

KomitasVardapet_Voic of アルメニアには、カトリコス・コミタスのほかに、もうひとり有名なコミタスという名の音楽家がいます。コミタス・ヴァルダペット、アルメニアでは「アルメニア音楽の父」なんて言われるほどの巨人です。世界中に熱狂的なファンを持っていながら録音が少なく、日本では知る人ぞ知る存在という感じ。比較的コミタスの音楽に近いクラシック系の愛好家ですら、知っている人の方が少ないのではないでしょうか。モーツァルトベートーヴェン当たりしか聴かない人は知らないんじゃないかなあ。

 コミタス・ヴァルダペットは19~20世紀の人(1869~1935)で修道士バルトークがハンガリー民謡を採取して研究しながら作曲したように、コミタスはアルメニアの音楽を収集しながら作曲しました。僕自身は持ってませんが、ふたつほど録音を紹介したジヴァン・ガスパリアンもコミタスの曲を演奏していたはず。それが民族音楽や宗教音楽ファンでない人にもアルメニア音楽やコミタスの名を伝える事になったかも。そしてこのCDの凄さは…なんとコミタス・ヴァルダペットの肉声が一部収録されているのです。すげえ。

 まずは無伴奏独唱。修道士というから、もっとグルジアやロシアといった正教会系の音楽かと思ったら、かなり民族音楽的で、素朴な歌でした。でも、それが東欧の田舎の村にある生活の中で歌われてそうなフォーク調というとそうでもなく、祈りに近いものと感じました。ひとつの音符が長くて朗誦という印象があるとか、圧倒的に短調系で悲壮感があるとか、そういう所でそう感じるのかも。これはちょっとゾクッと来る…。
 次に、ピアノ伴奏の歌曲。これは民謡をベースにした音楽なのかも。日本でいうと唱歌っぽい雰囲気です。
 そして、一番感動したのは、最後の方に入っている弦?オルガン?それにドゥドゥク?伴奏の(なにせ1912年録音なので音が悪くて良く分からない^^;)を伴奏に歌う宗教歌。アルメニア音楽の「これは音楽というより祈りではないのか?!」というゾクゾク感は、ジヴァン・ガスパリアンの演奏なんかを聴いても感じるところですが、あれはコミタス・ヴァルダペットからそのまま繋がってるのかも。いや、もっというと6世紀のコミタスからも繋がって感じました。

 なるほど、なんでコミタスが「アルメニア音楽の父」なんて呼ばれるのか、何となくわかった気がしました。こういう音楽家や音楽、そして録音というのは、好きとか嫌いではなく、人類が聴きつないでいければ、人間はもっといい方に行けるんじゃないか…な~んて思ってしまいました。下世話な意味ではなく、本当の文化遺産じゃないかと。

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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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