FC2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『Georgie: Chants de travail』

Georgie_Chants de travail 1967年録音、民族音楽レーベルOcoraからリリースされた、ジョージア(グルジア)の歌のCDです。そういえば、昔はグルジアと呼んだもんですが、今はジョージアと呼んでるなあ。なんでも、グルジアという呼び方はロシア語での発音に近いもので、でもロシアと揉めまくってるグルジアからしたらそれは屈辱。グルジアでの発音に近い「ジョージア」と呼んでくれ、という状況なんだそうで。

 CDのタイトルは「宗教歌」でしたが、ワークソングが9曲、宗教歌が17曲という内容でした。独唱か合唱ですがいずれも無伴奏。グルジアやバルト三国あたりの合唱の尋常でないレベルの高さは有名ですが、これが独特の音楽ですごかったです!岩窟の中で録音したかのようなすごい響きの最初の無伴奏独唱を聴いただけで引き込まれました!

 音楽的には、いくつかの傾向を感じました。ひとつは土着宗教っぽい感じ、ひとつはイスラエルのユダヤ教徒の宗教歌イスラムの宗教儀礼の詠唱みたいな雰囲気のもの、もうひとつは似たものが思いつかないなんとも言えない泥くさい合唱。合唱はポリフォニーだったり、和音だったりオスティナートだったりと色々でしたが、仮にポリフォニーであっても西方のキリスト教のきれいな印象より、もっと秘教っぽくてヤバーい感じでした。gurujia_map.gif
 別の言い方をすると、西アジア、中央アジア、スラヴ、ギリシャあたりの音楽が混じってる音楽と感じました。それって音楽だけでなく、グルジアの文化自体がそうなのかも。ギリシャやアルバニアといったバルカン半島の国だと、それぞれの音楽が混ざらずに残っていましたが、グルジアではみんな融合して違うものになっている、みたいな。だから、似た音楽っぽくもあるけど、どれとも似ていない音楽と感じるのかも。いやあ、これは面白い。。
 そして、歌がとんでもなく上手い!労働歌や瞑想歌があるし、歌っているのは一般の人たちだと思うんですが、ピッチやリズムがプロ以上ではないかというほど良いし、また独特の技巧が使われていて、これがまたすごい。発声もオペラ歌手かというほどにまたすごい!ブルガリアン・ヴォイスの主婦のおばちゃんたちも凄いですが、東欧からコーカサスにかけての農村や山岳地帯の人たちって、働きながらずっと歌ってるんじゃなかろうか。

 こんな無伴奏合唱聞いたことない、ユダヤやイスラムの祈りの歌のようでもあり、スラヴ民謡のようでもあり、西方ヨーロッパや中央アジアの匂いを感じるようでもあり、そしてどことなくやばい感じ。僕は他にもグルジアの無伴奏の歌の録音を聴いたことがあるんですが、OCORAのこの盤はマジで素晴らしかったです。超おすすめです!

関連記事
スポンサーサイト




Comments

02 2021 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 - - - - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
これまでの訪問者数
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS