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『平安京エイリアン』 アーケードゲーム

HeiankyouAlien.jpg 東大生がプログラムしたという、1980年のアーケードゲームです。平安京のように碁盤の目をした道に、落とし穴を掘ってエイリアンを落として埋めるゲーム。パックマンと同じように、AIが動かす敵との知恵比べのようなゲームでした。

 このゲーム、僕は駄目でした。面白いかどうかではなくて、当時ですらグラフィックがショボいと感じて食指が動かなかったんです。子供でしたから持っている小遣いが少なく、どうせやるならラリーXやギャラクシアンみたいなグラフィックのきれいなゲームを遊びたい、みたいな。
 もうひとつ辛かったのは、ゲーム性です。エイリアンの移動速度が、自機の移動や穴掘りの速度より圧倒的に速いのです。だから、敵に本気で追われたり、2機で追われると、せっかくの落とし穴も埋め立てられてしまうなど、もう絶望的。パックマンみたいに敵とこちらの移動速度に極端な差がなければ、こちらにも勝ち目があるように思えるんですが、こういう仕様だとAIが本気になったら勝ち目がないのでは…。つまりAIのさじ加減で勝敗が決まるルール自体に最初から問題があるゲームに思えてしまったんです。だから、友人が遊ぶのは見てましたが、自分で遊んだのは数回かも。

 でも、このゲームに関しては後日談があるのです。中学生になり、自分でプログラムも組んでしまう(学生がPCを持ってるなんてまずない当時、プログラムを組めるなんてすごい事だった)というコンピューター研究部の友人と、平安京エイリアンの話になったんです。するとその友人いわく、「パックマンでもインベーダーでも、ほぼ永久に遊べてしまう攻略法が発見されたじゃん。でも平安京エイリアンは、あれだけ単純なルールなのに、永久パターンを誰も発見できなかったAIの思考ルーチンがすごいと思う。だって、普通に考えたら、自分のいる場所に繋がっている路地のすべてに落とし穴を掘っておけば、ぜったいにやられないと思えるじゃない?でもそうはならないプログラムを作ったのはやっぱり凄い」と言ったのです。ああ~なるほど、「こういう時はこう動け」という命令文を作るプログラマーの視点では、僕にはインチキと見えていたゲームが、そういう風に映るのかと感心しました。そういう所が「東大生がプログラムしたゲーム」という評価に繋がっているのかも知れません。

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Comments
これはハマった! 
いや、これもハマった(笑)
小学生高学年から中学生にかけてはめちゃくちゃゲーセンに行ってた私。
これは面白かったなぁ、、、。
ラリーXの方が断然良かったですけどね。
http://takaoy1.blog.fc2.com/blog-entry-2029.html
Re: これはハマった! 
ボネ太郎さん、書き込みありがとうございます!

おお、ボネ太郎さんもゲーセン入りびたりだったんですね、僕もです(∀`*ゞ)エヘヘ。。
ラリーXは良かったですね。あれ、自車の位置が動かないので、友人と車の場所に10円玉を乗せて遊ぶという何の意味もないプレイをしてました。スタート直後に180度回頭して敵車にあたっても当たり判定がないんですよね(^^)。

今回は79~80年のアーケードゲームで僕が遊んだゲームの特集をしてみましたが、次は80~81年あたりのゲーム特集をしてみたいと思います…いつになるやら。。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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