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Category: アート・本・映画 etc. > 本(漫画・サブカル)   Tags: ---

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コミック『ストップ!! ひばりくん!』 江口寿史

StopHibarikun.jpg 『きまぐれオレンジ☆ロード』で思い出すのが、この漫画です。少年ジャンプに連載されたラブコメという記憶のされ方なんだろうな(^^;)。作者の江口寿史さんが書いた漫画では、小学生のころ友人に「『すすめ!パイレーツ』という漫画が面白いよ」と勧められたこともあったんですが、そちらは結局読まずじまい。
 僕が中学生だった80年代なかばにリアルタイムで連載されていたラブコメは、『きまぐれオレンジ☆ロード』『ストップ!!ひばりくん!』『うる星やつら』『かぼちゃワイン』あたり。これら80年代のラブコメ漫画には共通項があって、「皆があこがれる学校の美人が、一方的に主人公のことを好きになってくれる」ことです。ただ、『ストップ!! ひばりくん!』だけは一筋縄に行きませんで…

 親を亡くし、親戚のやくざの家にやっかいになる事になった主人公の少年・耕作。その家には飛び切りの美少女ひばりがいました。ところがこの美少女、実は男。しかもちょっとエロい。こうして出鱈目でスラップスティックなラブコメディが始まります。

 この漫画の存在は知っていました。たしかアニメ化もされたんじゃないかなあ。でも読んだのは成人してからで、後輩が楽屋に置いていた廉価版の単行本を流し読みした時でした。これが面白いだけでなくかなりハイセンスに感じて、引き込まれました。だって、学校中の男子がみな憧れる美少女のひばり君が男という設定からして、ぶっ飛んでいると思いませんか?それだけでなく、絵柄、ギャグ、ストーリー展開など、どれもとびぬけたセンスに感じたんですよね。未成年者がやくざに酒を勧められ、「アルコールはちょっと」と断ると「なに?覚せい剤の方がいいか?」と言われるなど、設定もギャグもシュールなんですよ(^^)。

StopHibarikun_1-1.jpg 恋愛がファンタジーである事は『きまぐれオレンジ☆ロード』と一緒。80年代なかばのラブコメに感じるある種の気恥ずかしさは、それが幼児じみた願望である事です。そしてそれを好むという事は、自分が幼稚と公言するようなものだから気恥ずかしい…こういう事ではないかと思います。
 要するに、恋愛版のドラえもんなのです。ちいさい子供が持つ「欲しいもの全部手に入ったらいいな」という願望を空想の世界で叶えているのがドラえもんだとしたら、その恋愛版が少年誌掲載のラブコメ。「ああ~学校でいちばんの美人が一方的に好きになってくれたらいいな」とか、それを気恥ずかしく思う自分には「こっちはうっとしく思ってるけど、向こうが好きなのは仕方ない」という言い訳が用意してあったり。現実世界でこういう心理が他人に見透かされると最高に恥ずかしいだろうけど、ファンタジーの中に閉じこもっている間は願望を全て叶えてくれるんだから、最高のファンタジーではあるんですよね。ヤングアダルト誌掲載の『めぞん一刻』や『サムデイ』あたりになると、もうちょっとちゃんと恋愛するんですが、『ひばりくん』『オレンジロード』といった少年誌掲載のラブコメは幻想。

 僕は、全部読む前に音大の後輩と一緒に回ったツアー仕事が終わりました。読んだのは廉価版のコミック2~3冊分ぐらいだったと思うのですが、それが物語のどの辺だったのかも分かりません。後輩に、「面白いから続きは全巻まとめ買いして読もうかなあ」なんて話すと、後輩いわく「この漫画、途中で作者が失踪してしまって未完なんですよ」との事。ああ、続きを読んでも終わらないんだったらいいやと思い、そこで僕のひばり君体験はおしまい。
 というわけで、面白かったけど未完の作品…と思ったら、今はコンプリート・エディションというのがあるのか?!もしかして、結末部分を作者が書き足した?もしそうだとしたら最後まで読んでみたいです。『幻魔大戦』『グインサーガ』『バガボンド』など、僕には作者に最後まで書いて欲しかった作品がいくつかありますが、そのうちのひとつが解決したかも(^^)。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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