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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『Joni Mitchell / Hejira』

Joni Mitchell Hejira ジョニ・ミッチェルが1976年に発表した8枚目のアルバムです。僕が聴いた事のあるこれ以前のジョニさんのアルバムとの違いは、小編成のアコースティックな編成ではなくなって、セッションミュージシャンを導入したセッションっぽい演奏になった所。ミュージシャンの中には、ジャコ・パストリアスヴィクター・フェルドマン、ラリー・カールトンなんていうジャズ系のミュージシャンの名前も。

 ヘッドアレンジのセッションの雑さが思いっきり前に出てしまった…。雰囲気はいいんですが、カウンターラインもバスラインもアドリブ頼りの雑なものになっちゃって、コードとメロディだけの馬鹿に単純なモノフォニーになっちゃった、みたいな。緻密に作る事に疲れたのか制作ペースが間に合わないのか、あれほど繊細にひとつひとつの音を選んで積み重ねてきた人なのに、メロコード譜だけ作ってあとはプレイヤーに丸投げ、良さが全部消えたように感じました。アドリブが悪いというつもりはないけど、作るべきところは作っておかないと、こういうムードだけの音楽になっちゃうんだなあ。雰囲気だって、機械的なリヴァーブやコーラスのエフェクターをいっぱいかけて作ってあって、そういうのって安易というか、音を実はわかってないというか、ガキくさいと思っちゃうんですよね。。

 というわけで、評価の高いアルバムではありますが、僕的には最悪。人任せのセッションにして手を抜いて、ジョニ・ミッチェルさんの音楽の繊細な美しさががなくなってしまったアルバムに聴こえてしまいました。マリーナ・ショウのアルバムでのデヴィッド・T・ウォーカーとか、マイケル・フランクスのアルバムでのジョー・サンプルぐらいに演奏やアレンジで貢献してるなら素晴らしいと思うんです。でもこのアルバムのアレンジやプレイは…「ジャコパスが」とか「カールトンが」なんて有り難がるほどのものでもないと思うなあ…。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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