『Hound Dog Taylor / Hound Dog Taylor and the HouseRockers』

HoundDogTaylor.jpg これも戦後のバンド・ブルースに入れて良いものだと思うのですが、カッコいい!!何度も聴いた、お気に入りの一枚でした。面白いのは、その編成。じいさんのダミ声絶叫系のヴォーカルに、歪みまくったエレキギター2本とドラムという変則トリオで、ブルースをやるのですww。で、曲はブルースなんですが、ギターは全然溜めないし、歌も全然哀愁はなくって暑苦しくって、全然ブルージーじゃない。しかし、それがいい!!歌ナシでギター弾きまくりの曲なんかもあるんですが、ぜんぜん技巧的ではなくって気合で弾き切っちゃってる感じ。う~ん、ロックだ。ブルースをベースにした新種のロックだ。。セカンド・ギターも、曲によってサイドギターを務めたり、ベースを刻んだりと、実に良い仕事をしています。

 このレコードが録音されたのは1971年という事なので、ブルースのレコードとしてはかなり新しい部類に入るかと思います。しかし、ハウンド・ドッグ・テイラーというひと、1915年生まれという事なので、きっと戦前ブルースを通過してきているんでしょうね。生まれはミシシッピーで、若い頃はオープンEのチューニングでスライドギターを演奏していたという事なので、本当はドロドロのどブルースから始まったんじゃないかと。それが流れ流れてシカゴまで辿りつき、その過程で歪みまくりギターの変則バンドスタイルになって、ロックよりもロックっぽい音楽になっちゃってます。聴いていて気分が良くなるという、珍しいブルースのアルバムです。これはおススメ!

 ところで…これは71年録音で、ブルースの中では結構ヒットしたらしいんですが、ハウンド・ドッグ・テイラーさんは75年に他界しているのか。…死ぬ直前に傑作を残したという事ですね。人生って、人それぞれだなあ。



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ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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