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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『ドビュッシー、ラヴェル:弦楽四重奏曲 ラサール弦楽四重奏団』

Debussy Ravel_StringQ_LaSalleQ これもドビュッシー&ラヴェルの弦楽四重奏曲のカップリングCDで、演奏はラサール弦楽四重奏団。リーダーはファーストのヴァルター・レヴィン、4人がジュリアード音楽院在学中に結成。弦カルはいちど結成すると家族以上の付き合いになるだろうから、仲がいいんでしょうね。ちなみに、チェリストだけは途中でジャック・カースティンからリー・ファイザーに交代。このCDは71年録音なので、交代前です。そうそう、全員アマティ(チェコの楽器メーカー)を使っているそうですが、スポンサーなのかな?ラサールQは現代の弦カルの規範となったグループで、アルバン・ベルクQもアルテミスQも彼らに師事したそうです。

 曲については、カルミナQのところで色々書いたので割愛。演奏は、カルミナQに続いて素晴らしい演奏と思いました。マジでうまいな、そもそも戦後の名だたる現代楽器使用の弦カルは単純にピッチが素晴らしすます。
 でもちょっとおとなしいかも。演奏もそうですけど、録音もね。そのへんはエスプレッシーヴォに出来なくてそうなったんじゃなくて、そもそもそういう演奏をしようと思っている気がします…そういう時代のカルテットなのでね(^^)。ラサールQは1946年結成なので現代といっていいんでしょうが、古風さが残っていると感じます。50~70年代というロックもジャズも厚かった時代の音楽を浴びるほど聴いた僕の世代はみんなそうだと思いますが、表現はちょっと過剰なぐらいの方が心に響くもんで、こういう上品さは物足りなく感じてしまう(^^;)。線的な対位法が凄まじいベルクやバルトークの四重奏曲と違って、ドビュッシーの四重奏曲もラヴェルの四重奏曲も和弦の色彩感覚をどれぐらい感動的に鳴らせるかが重要だと思うので、そこをもっと恐ろしく美しく鳴らして「おおっ!すげえ」と僕は感じたいのかも。
 というわけで、僕のドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏曲の名演&名録音の旅は続いてしまったのでした…こんな事をしていたから、いつまでも貧乏だったんだな(^^;)>。。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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