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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Clifford Brown ‎/ Memorial Album』

Clifford Brown_Memorial Album 「クリフォード・ブラウンが生きていたら、その後のジャズの歴史は変わっていた」なんて言われるほど、ブラウニーは突出した存在だったそうです。たしかにこのトランペットを聴いたらそう言われるのもうなづけます、すごいもんなあ。。ところが彼は56年に交通事故で死んでしまい、みじかい活動期間でその生涯を閉じる事になってしまいました(・_・、)。これは、ブラウンの死の直後にブルーノートからリリースされた追悼アルバムです。僕が持ってるのはCDで、ボーナストラックの入った『Complete Clifford Brown Memorial Album』全18曲入りというものでした。クリフォード・ブラウンの参加したブルーノートのレコーディング・セッションは3回あったそうですが、これはそのうち2回がコンプリートされたもの。どちらも1953年録音なので、あの有名なアート・ブレイキーとのバードランド・セッションや、ブラウン=ローチ・クインテットよりも先の録音です。

 ひとつ目のセッションは、アルト・サックスのルー・ドナルドソンがリーダーのクインテットへの参加セッション、53年6月9日録音。ハード・バップはブレイキーのバードランド・セッションやマイルスのDIGセッションの行われた54年からスタートしたなんていうけど、53年の時点でいきなり最上級のハード・バップが存在してたじゃありませんか、これは素晴らしい。。明るくノリノリ、それでいて超絶。すばらしいのはブラウニーばかりでなく、ルー・ドナルドソンのアルトも、フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムも、エルモ・ホープのピアノも素晴らしいです。ハード・バップって、演奏が良いセッションだと楽曲様式の単純さは気にならなくなってしまうのが不思議。

 ふたつめのセッションは、ブラウニーがリーダーを務めたセクステットで、53年8月28日録音。おお、60年代(?)にモンク・カルテットに参加していぶし銀の演奏をしていたチャーリー・ラウズが参加してる!この時から活躍してたのか、ちょっと感動。他には、ジジ・クライス(as)、そしてジョン・ルイス(p)とパーシー・ヒース(b)のMJQチーム、そしてアート・ブレイキーが参加してました。なるほど、このセッションが翌年のブレイキーのバードランド・セッションに繋がったのかも知れません。
 こちらがブラウニー中心のセッションなのに、なんとこっちの方がエレガント。クインシー・ジョーンズの曲や、「Easy Living」「Minor Mood」というスローからミッドな選曲が多い事もあるのかも知れませんが、ジジ・クライスのフルートやアルトサックス、それにMJQ組のデリケートな演奏でそう感じさせるるのかも。でもこれが前半のハード・バプ・セッションと対比になっていて、アルバムとしてはなかなかいいな、と思いました(^^)。

 ハードバップって、楽曲様式は歌謡形式を何度も循環してアドリブを取っているだけなので、演奏が熱いものじゃないと途端につまらなくなったり、「またこれか」となったりしちゃうんですが、熱い演奏になると突然すばらしく刺激的な音楽になる所がいいです。アドリブを聴くって、一種の自己鍛錬の成果を聴くようなものですからね、すごいものになったら感動しないはずがない、みたいな。僕がハードバップの録音で良いと思うものって、世間一般で良いと言われているものとちょっと違って、ケニー・ドリューの『アンダーカレント』とかこのアルバムとか、ぐつぐつと熱いものが好きみたいです。まあ、クリフォードの演奏を聴いてつまらないと思う人なんてそうそういないというだけの事かも知れませんが(^^;)。。

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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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