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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『プーランク:室内楽全集』

Poulenc_SitunaiOnagakuZenshuu.jpg プーランクの室内楽すべてを収録した2枚組CDを発見!こんなの見つけてしまったら買わないわけにいきません(^^)。そして聴いてみたところ…いや~素晴らしかった!のだめカンタービレで「やきトリオ」が演奏していた3重奏も入っていました。ミシェル・ポルタルも参加してました。ポルタルさんをはじめて聴いた時は「エリック・ドルフィーよりも凄いじゃないか!」と驚いたものですが、クラシックとのバイ・プレイヤーなんですよね、うまいわけです。。
 さて、収録されていた曲は以下のとおりでした。

・フルートとピアノのためのソナタ
・ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
・オーボエとピアノのためのソナタ
・ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ
・クラリネットとバスーンのためのソナタ
・管楽器とピアノのための六重奏曲
・チェロとピアノのためのソナタ
・クラリネットとピアノのためのソナタ
・2本のクラリネットのためのソナタ
・ホルンとピアノのためのエレジー
・ピアノ、オーボエとバスーンのための三重奏曲
・城への招待

 3管のソナタあたりは、相変わらずプーランクさんにからかわれてる気がしますが(^^;)、その他のフルートソナタ、クラとバスーンのためのソナタ、チェロソナタの2楽章、クラリネットソナタあたりは楽しげでもあり美しくもあり、時に前衛的で、なにより見事な筆致が本当に素晴らしくて、聴いていてため息が出てしまいました。技法も多彩で、しかも現代的。クラシックって、モーツァルトベートーヴェンを聴いて「音が古くさい」「長い」「イケてない」と敬遠してしまう人もいるかと思うんですが、プーランクの歌曲や室内楽はジャズを上回るほどの小粋なサウンド、和声進行も今のポピュラー音楽と同じぐらいに小節単位で移り、1曲1曲も短いので、クラシックを敬遠している人でも間違いなく楽しめる音楽だと思います。これを聴いちゃったらポップスやロックやジャズには戻れなくなるかも。。
 プーランクさんのフランス的な4度積み和音やパリジャン的な洒落たセンスって、歌曲や室内楽が一番合ってるんじゃないかなあ。大きい編成のものはイマイチに感じるものも多かったですが、これは歌曲に並んでメッチャクチャよかったです。買ってよかった、音楽の悦楽です(^^)。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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