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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『プーランク:《オルガン協奏曲》 《田園のコンセール》 マルティノン指揮、フランス国立放送管弦楽団』

Poulenc_OrganConcert_Martinon_FranceNationalOrch.jpg プーランクの協奏曲的な作品をまとめた1枚です。うち、「オルガン協奏曲」はプーランクの代表作のひとつなんて言われてますが、僕は今回初体験。楽しみです(^^)。

 
 「オルガン協奏曲」は、どこまで本気なのか分からない感じでした。プーランクは洒落ていてユーモアがありますが、時々それが悪ふざけに聴こえる時があるんですよね。冒頭、思いっきりバッハのトッカータみたいな始まり方をしたかと思いきや、直後にグチャッと音痴な和音(^^;)。その後に今度はえもいわれぬ美しい弦楽が始まり、モーツァルトになったかと思えば、後期ロマン派みたいになったり、そしてうしろでは神聖なるバッハ…そしてグチャッ(@゚▽゚@)。こんな感じなので、最後にバッハのトッカータとフーガニ短調みたいなメロディが出てきた時も、冗談にしか聴こえなくて笑ってしまいました。でも、切れ目なく演奏されるこの協奏曲の6楽章のオルガンと弦楽の追いかけっこのようなところはすごく好きです(^^)。

 「田園のコンセール」の正式名称は「クラヴサンとオーケストラのための田園のコンセール」。ほぼチェンバロ協奏曲みたいな感じです。こっちはオルガン協奏曲とはちがって、けっこう本気に聴こえます。チェンバロは最初から最後まで弾き倒しレベルで、超絶技巧練習曲のよう。…なるほど、消え去った楽器だったチェンバロを現代によみがえらせる為に、チェンバロを使った大編成曲を書いたんですね。だからチェンバロのいろんな側面が曲の中に入ってるのか。これはなかなか楽しい作品でした。

 う~ん、どこまで本気なんでしょうか。そうやって人をからかうのが好きな人だったんじゃないかなあ( ̄ー ̄)。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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