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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『フレンチ・カフェ・ミュージック ~パリ・ミュゼット~』

FrenchCafeMusic_ParisMusette.jpg プーランクのちょっと粋な軽い歌曲を聴いていると、パリのミュゼットを連想してしまいます。ミュゼットという音楽に詳しいわけじゃないんですが、僕のイメージではアコーディオンを使ったパリの軽音楽。テレビCMなんかでパリのオープンカフェのシーンになると、アコーディオンの軽やかな音楽が流れたりするじゃないですか。あんな音楽です。編成はドラムレスで2~4人ぐらいのアンサンブル、みたいな。アコーディオン、ギター、フィドル、コントラバスあたりの組み合わせが多いでしょうか。ところがミュゼットのCDを探してみると、これが意外と少ないのです。そんな中で見つけたのがこのCD、オムニバスですが現役のミュゼットプレイヤーや楽団の演奏がいっぱい入ってるみたいだったので、買ったのでした(^^)。。そして…いやーこれは気持ちいい!!

 明るく軽い曲が多いですが、すこし影ある音楽もあったりして、バンドにフィドルやジプシーっぽいギターが入ったりする事もあるので、もしかするとジプシー楽団と関係がある音楽なのかも。パリって昔は街角に大道芸人がいっぱい立っていたそうですからね。ジプシー・ギターのジャンゴ・ラインハルトとかもパリで活躍した人でしたし、ビレリ・ラグレーンも確かフランスだったよな…。古典タンゴに似ている所もあって、まるで舞曲のような曲もけっこうあります。1次大戦直前ぐらいの音楽って、ジャズもミュゼットもタンゴも何か似てますよね。これって、大西洋の貿易で船員たちが音楽を持ち帰ったりして、互いに影響してこうなっていったんでしょうね。軽音楽ながら知的で、聴いていて気分がいいっす(^^)。。

 ミュゼットは第1次大戦前にパリで流行した音楽で、ミュゼット・カフェなんていう今でいうジャズのライブバーみたいなものがいっぱい出来たんだけど、その後下火になって消えてしまったんだそうで。大流行したのがレコード時代より前だし、生で聴かせる音楽だったので、有名プレイヤーや楽団の録音が残っていない…そんな状況なんじゃないかと思います。このCDは音も良いし、洒落たBGMをお探しの方にはなかなかの1枚なんじゃないかと。僕は第1集しか聴いてないんですが、どうやらヒットしたみたいで、第2集、第3集とシリーズ化してるみたいです。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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