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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『草原のキュ ~キルギスの器楽』

Sougen no Kyu Kirugisu no Kigaku 僕的にはほとんど知識がない地域、中央アジアにあるキルギス共和国の音楽です。中央アジアというと広大な草原や砂漠というイメージですが、キルギスは国土の4割が山だそうです。民族はキルギス人6割、ウズベク人15%、ロシア人15%みたいな割合で、宗教はイスラム教が7割でキリスト教20%…きっとこれはキルギス系民族がイスラムで、ロシア系がキリスト教徒という事なんでしょうね。主要産業はたばこや綿花の栽培の農業と、鉱業だそうです。レアメタルとか取れそうですね(^^)。キルギス人と言ってもぜんぜんピンとこない僕ですが、CDの中に入っていたメンバーの写真を見ると、モンゴル系の顔と西アジア系の顔が混じってる感じでした。たぶん、モンゴル系の顔の方がキルギス人なのかな?

 キルギスでは、器楽をキュ、歌はウルというそうです。そして、中央アジアの音楽と言えば長い竿の弦楽器。ジャケットにも写っているキルギスを代表する楽器は、コムズというそうで、名前は違えど、音色も奏法もサズーに似ていました。
 コムズは独奏や合奏も入ってました。独奏で言えば、トルコから中央アジアにかけての長竿楽器の音楽と似ていて、モノトニックに固定バスを演奏しながら、上部で旋律を奏でるスタイル。音階は、大ざっぱにいうと長調系と短調系で、どちらも7度は短7度を使う感じ。

ChuuouAsia_map.gif 撥弦楽器コムズ以外では、クル・クヤクという擦弦楽器や、チョールという管楽器も使われていました。クル・クヤク音域はヴィオラぐらい、音はけっこうノイジーで、低音があまりいないので共鳴胴が小さいのかも。チョールは西アジアのナーイに似ていて、日本でいうと尺八みたいな音。でも、音階の関係なのか、アンデスの音楽にも似て感じました。

 他には口琴の演奏も入ってましたが、このへんはモンゴルからの影響かな?演奏家の中に、えらの張った漢人系の顔立ちをした人がいたので、西アジアからの影響だけでなく、モンゴルの遊牧民からの影響なんかもあったのかもしれません。メンバーが被ってる帽子もモンゴルっぽいデザインでしたしね。

 みんな演奏がうまい!でも、イランイラクトルコの専門の演奏家までは届かない感じ。農家の方が時間の空いた時に音楽に取り組んでるのかな?というわけで、キュは、口琴以外はトルコ系西アジアの音楽の系統にある音楽でした。西アジア系の音楽は大好物なものだから、いつまでも聴いていられるなあ。僕がキルギスを感じたのって、このCDを含む2枚のCDだけ。音楽がすごいと思うのは、音をきていて現地の空気感や思想文化まで何となく感じられる気がしてしまう事です。これって、すごく不思議。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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