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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『The Gerry Mulligan Quartet / What is there to say?』

Gerry Mulligan Quartet_What is there to say ウエストコースト・ジャズと言ったら、僕的にはアート・ペッパーチェット・ベイカーよりもこの人。名アレンジャー、名バリトンサックス奏者、そして名バンドマスターであるジェリー・マリガンです!ジェリー・マリガンのカルテットは伝統的にピアノレスの2管ですが、この1958年発表のアルバムもやっぱりピアノレスでした。これが気持ちいいんですよ!!メンバーは、マリガン(bari.sax)、アート・ファーマー(tp)、ビル・クロウ(b)、デイヴ・ベイリー(dr)。

 アンサンブルが素晴らしい、アレンジが素晴らしい!アドリブも満載なんですが、ハードバップみたいに「はい、ここから彼のアドリブね」みたいに、テーマが終わったらあとはみんなでアドリブ回しておしまいってことがないです。ある曲ではオブリ側がきっちりと書かれていたり、ある曲ではアドリブがフォーバーズになっていたり、とにかく構造に気を利かせてあって最高、ハードバップ以降のジャズにありがちな構造の退屈さがありませんでした。
 そして、プレイヤーが全員うまい!最初に耳を奪われたのがベースのビル・クロウのピッチの良さ。ジャズのウッド・ベースって一流プレイヤーでもピッチが怪しい人が多いです、ロン・カーターなんてメッチャ怪しいし(^^;)。でもビル・クロウさんのベースはピッチもリズムもメッチャいい!これはこういうアンサンブル物をやるには超重要なことじゃないかと。
 同じことが他のプレイヤー全員に言えて、アンサンブルばっちりの室内楽をやるための技術を全員がしっかり持ってる感じ。アート・ファーマーなんて、若い頃の僕は「地味だしぜんぜん押しが弱いし、なんでこれがいいんだ?」な~んて思ってたんですが、なるほどアンサンブルのメンバーになるなら、マイルスみたいなミスタッチなんてまったくしないし、ピッチもリズムも正確だし、アドリブもまるで楽譜を演奏しているようにきれいなラインを作るし、完璧でした!

 ウエストコースト・ジャズ特有のレイドバックした心地よさと、スコアとプレイ両方でのアンサンブルの見事さが共存していて、しかもやっていることが大人、100点のレコードでした!若い頃から好きなアルバムでしたが、こういう音楽は40代50代になってから聴くとさらに良さが分かる気がします。今の日本の在野の音楽で、40代50代が楽しめる知的な音楽なんてひとつもないですよね。この前の紅白歌合戦なんて知能レベルが15歳ぐらいで止まってるんじゃないかと思いましたし。。そう考えると、50年代のアメリカはいい文化を持ってたんだなあ。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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