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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》、《エグモント》序曲 ショルティ指揮、シカゴ響』

Beethoven Sym3 Egmont_Solti CicagoSymphony フルトヴェングラー&ウィーンフィルの英雄に続いて、ショルティ&シカゴ響のものを聴いてみよう、そうしよう。ショルティはベートーヴェンの「英雄」を何度か録音してますが、これは89年のステレオ録音、全集録音のひとつです。

 指揮者のショルティ。この人は、クラシック音楽家の典型的な苦節街道を歩みながら成功にたどり着いた人で、エリート街道まっしぐらじゃないところが応援したくなります(^^)。ハンガリー出身という事もあって、若いときはバルトークコダーイにも師事したピアニスト志望の音大学生。ところがクライバー指揮のベートーヴェンに感動して指揮を志望するようになりつつ…でもピアノもがんばる!ザルツブルグ音楽祭(モーツァルトを記念した大きな音楽祭)のリハーサル・ピアニストのオーディションに合格すると、そこでトスカニーニに目をかけられて彼の助手をしながら指揮の勉強。ジュネーブ国際コンクールではピアノで優勝。ここのへんから成功の道を歩み始めますが、時代は大戦で荒れる東欧。ショルティは亡命者となります。そんなショルティで有名なのは、このシカゴ交響楽団の音楽監督についた時の数々の名演じゃないでしょうか。ポンコツ楽団になりかけていたシカゴ響を立て直して世界に冠たるオケのひとつにまで引き上げ、その関係は長年におよびました。僕的にショルティ&シカゴ響で印象深いのはバルトークの弦チェレで、さすが直弟子のタクトは違うと思ったものでした。

 このCDのショルティの指揮は落ち着いていて、アダージョもピアノもやりすぎず、わりとすらっと行く感じ。「ドッカ~ン」とか、ダッシュで駆け抜けたりとか、そういう感じの指揮ではなく、安定感がすごい。ケーゲルもそうですが、東欧の指揮者って重厚な人が多いのかな?

 ベートーヴェン本人が一番気に入っている交響曲は、この3番だそうです。この曲には色々と逸話がありまして、ナポレオンの英雄的ふるまいに感動して書いたとか、そのナポレオンが結局権力志向の人間だと知った途端に「こいつも俗物か」と、タイトルの書かれた表紙をちぎり捨てたとか、1楽章の主題がモーツァルト「バスティアンとバスティエンヌ」にそっくりとか、2楽章になんと葬送行進曲が入ってるとか。
 個人的には、このへんから大規模なものへと向かうドイツ音楽が始まった気がしています。1楽章の和弦の「ジャンッ!ジャンッ!」という始まり方とか、以降の貴族趣味な舞曲風な感じとか、いかにもウィーン古典派という感じ。ところで、なんでウィーン古典派って和弦の「ジャン」で始まる曲が多いんでしょうね(^^)。
 あと、「エグモント」はゲーテの戯曲で、ベートーヴェンは本人から依頼を受けて音楽をつけたらしいです。エグモントは実在の人物で、スペインからの独立運動を指揮した人ですが、死刑宣告を受けます。彼を救おうとした彼女も救出に失敗して自害。エグモントは断頭台の上で彼女の幻影を見て…みたいなお話。う~んこれは序曲だけじゃなくて戯曲全体を見てみたいぞ。。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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