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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『Barbara / Chante Barbara』

Barbara Chante Barbara 1964年にシャンソン歌手のバルバラが発表した自作自演集です。バルバラはこの前にブラッサンス曲集やジャック・ブレル曲集という10インチLPを出してるから、わざわざこんなタイトルにしたんじゃないかと。でも世間一般的にはこれがバルバラのデビューLPという事になってるみたいで(12インチがLPというなら、確かに嘘じゃないのかも)、これがフィリップス第一弾アルバム。バルバラがフランス国外にも知られるようになったのは、このアルバムが多国籍企業のフィリップスから出たのが大きいんじゃないかと。

 スコアの完成度、アンサンブルの素晴らしさ、録音の良さなどなど、このアルバムの素晴らしさは息をのむほどでした。録音もいいから表現の機微が伝わってきて、心に刺さりまくってしまいました。。編成は曲によって違いますが、基本的にギター以外はアコースティックで、ついでに編成は大きくてもせいぜいトリオ程度。大きいレコード会社になったからと言って、豪華なオケでドカンとやるなんていう成金な事はしません。フィリップスってこういう所が音楽的にセンス良い事が多くてすごく好きです。フォルクローレのメルセデス・ソーサも、ジャズ/ソウル/スピリチャルのニーナ・シモンも、キャリアハイをたたき出したのはフィリップス時代だったと思いますしね。

 このアルバムの驚く所は、よくぞこれだけいい曲を揃えたなという点と、アレンジがことごとく素晴らしい事だと感じました。
 10小節ワンコーラスで矢継ぎ早に繰り返す「À mourir pour mourir」(死に憧れて)がアルバム1曲目。音楽も素晴らしいし、詩も「どうせ死ぬなら私は綺麗な若いうちに死にたい」、この1曲目で僕のハートは鷲づかみでした。
 2曲目「Pierre」はバルバラの代表曲のひとつ。ピアノでマイナーのダイアトニック進行を作った上にずっとの勝っているトランペットがカッコ良すぎる、歌が素晴らしすぎる。。3曲目「Le bel age」もピエールと同系統の曲で、切なく憂鬱な感じ、聴き入ってしまいました。いやあ、マジでいいです。。
 他にも「Je ne sais pas dire」は曲が見事、「Sans bagages」はルバートでうねるように進行する曲と、アルコのコントラバス&ヴィブラフォンを活かしたアレンジがしびれます。楽器の使い方で言えば、「Ni belle, ni bonne」のミュート・トランペットの素晴らしさも「うわあ…」と感激してしまいました。ついでに7曲目「Nantes」(ナントに雨が降る)もバルバラの代表曲のひとつ…というわけで、アルバムを通じてつまらない曲が本当に1曲もないんです。

 僕はこのアルバム、1回聴くとあまりの素晴らしさに2回、3回と繰り返し聴いてしまうんです。それぐらい素晴らしいです。しかも歌はうまいしアレンジは素晴らしい…シャンソンの名盤を1枚だけ選べと言われたら、僕はこのアルバムを選ぶかも。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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