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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Hans Koller / Vision』

HansKoller_Vision.jpg ジャズってアメリカじゃない国のものの方が純音楽に近づきやすくなるのでは…と思う事があります。アメリカだと、どこかでエンターテイメントを背負ったり、「ジャズなんだからジャズっぽくしないと」みたいな、音楽そのものではない縛りを感じるときがあるんですよね。ハンス・コラー(ハンズ・コルラー)はオーストリアのジャズ系サキソフォニストで、アッティラ・ゾラ―との共演盤やアルバート・マンゲルスドルフとのセプテットなど、ドイツのジャズの中でメインストリームから前衛までをこなした名プレイヤーです。これは66年録音のレコードで、SABAというドイツの電機メーカーがリリースしたアルバム。SABAはのちにMPSというジャズ・レーベルを立ち上げますが、その時にはMPSのカタログ第1号として再発されました。

 リズムや和声など、ベースにはオーソドックスなモダン・ジャズがありますが、色んなところが革新的で実験的。これは通好みでカッコよかったです!たとえば、1曲目「Vision」は、テーマ部分が複数のリード楽器が高速で上下するフレーズを吹きまくり。これが意図的にずらしてあるのでまるでミニマル。2曲目はタイトルが「For Dolphy」…このタイトルだけでも、どれぐらいおいしい事やってるか想像がつこうというものじゃないですか(^^)。でもあくまでモダン・ジャズがベースにあるので、感覚的に言うと初期ミンガスとか50年代セシル・テイラーとか、50年代アメリカの前衛ジャズぐらいの感じでした。そこにドイツ独特な森の中の薄暗さみたいなものが入ってる、みたいな。

 センス抜群!やってることは深いし、やっぱりドイツの音楽レベルは高いですね、エンターテイメントや産業視点からどうしても抜けきることが出来ないアメリカとはひと味違いました。さすがはドイツのジャズに名を残した名サックス奏者のひとり…のはずですが、日本に届くジャズは圧倒的にアメリカ経由が多く、ドイツのジャズはモノも情報も日本にあまり入ってこないので、ジャズ熱の高い日本ですらなかなか聴かれないプレイヤーだしレコードかも。前衛ジャズ大爆発前夜のドイツ・ジャズの名作のひとつと思います!

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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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