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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Thelonious Monk Quartet / Misterioso』

Thelonious Monk Quartet Misterioso ジョン・コルトレーンが抜け、ジョニー・グリフィンがフロントに立ったセロニアス・モンク・カルテット、1958年8月7日のファイブ・スポットでのライブ録音も含むレコードです!キリコの絵を使ったジャケットもいいですよね!ジャケットのためにも CDじゃなくLPで持っていたい1枚じゃないかと。

 「Nutty」も「Blues Five Spot」も「Let's Cool One」も、モンクのピアノがテーマの時点ですでにぐにゃぐにゃサイケデリック。曲が楽し気なので「ビックリさせてやれ」みたいな意識を感じないだけに、よけい危ないです(^^;)。モンクのピアノ演奏だけでいうなら、「Just a Gigolo」の独特のタイム感やタッチも最高。う~ん聴いていて病みつきになってしまう、モンク最高!

 そしてジョニー・グリフィンのソロがモンクに引きずられたようにアクセントもリズムもルーズで、それでいて吹きまくりでした。ジョニー・グリフィンって、大名盤『Little Giant』ではもっとアクセントが強く、そしてタイトに吹いていた印象ああるんですが、こんなルーズだったっけ?というほど。僕はアクセントが強くタイトな演奏の方が切れを感じて好きなんですが、こういう酔っぱらったような演奏もリラックスできるというか、いいもんですね。

 ピアノは良い意味でよじれるわ不思議なサウンドを放り込んでくるわですごい刺激的、グリフィンのサックスも吹きまくり。でも曲想もライブのムードも和やかで終始リラックス。モンクのレコードは過去に作った自作曲の演奏が多く、アレンジもそれほどいじらないので、レコードの面白さはアドリブを含めた演奏の出来を楽しむものだと思うのですが、ソニー・ロリンズ参加の56年『Brilliant Corners』あたりから徐々に上げていって、このジョニー・グリフィン時代でモンク自体のピアノが黄金期に入ったように感じます。でも、ジョニー・グリフィン傘下のライブ盤では、リラックスしたムードの本盤よりもう少しガチな演奏を集めたものがありまして…その話はまた次回!

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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