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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『シューマン:歌曲集《女の愛と生涯》ほか キルヒシュラーガー(メゾソプラノ)』

Schumann_Kakyokushuu_Kirchschlager.jpg オーストリアのメゾ・ソプラノ歌手アンゲリカ・キルヒシュラーガーのシューマン歌曲集です。ピアノ伴奏はヘルムート・ドイチュ…お、このピアニストはシューベルトの歌曲集の伴奏で聴いた事があるぞ!きっと歌曲伴奏の専門家なんですね(^^)。

 収録は、歌曲集「女の愛と生涯」op.42全曲、「メアリー・ステュアート女王の詩」op.135全曲、あとはいろんな曲集からの抜粋でした。僕がこのCDに手を出したのは、シューマンが奥さんクララとの結婚に際して書いたという「女の愛と生涯」が入っていたから。ふたりのロマンスは有名なので、なんとなく色っぽい曲じゃないかと思ったのでね( ̄ー ̄)。

 このCDは、歌曲を書くことになった時にたくさん聴いたCDのひとつでした。歌曲はドビュッシープーランクあたりのフランス近現代は聴いていたんですが、シューベルトやシューマンという初期ロマン派のものはあまり真剣に聴いた事がなかったので、色々と経験しておこう、みたいな。だから、詩を堪能しようとか、作品を楽しもうとかは思っていなくて、もっぱら作曲部分だけ聴いてました。その結論は、シューベルトやシューマンといった初期ロマン派のピアノ曲や歌曲はシンプルなものが多くて、芸術音楽というより当時の上流層の軽音楽のように感じてしまうのです。まあでも、ハイネやゲーテの詩に音楽をつけるなど詩が先行の音楽なので、どうしても音楽部分だけで完全な構造を取るというのは難しいし小曲の連作になりやすいリート独特の制限はあるから、どうしてもこうなるのかも知れないなあ、とも思ったり。

 あ、このCDですが、歌がうまい!でも、感動までは行かなかったです。録音はきれいだけどなんかボワーンとして茫洋としてる、そして歌よりピアノの方が音が大きい所が多かったんですが、歌曲ってこんなでいいのかなあと思ってしまいました。デジタル時代ソニーの海外クラシック録音って、こういう細くてそっけない音の物が少なくないいので怖いんですよね。録音機材のスペックばかり眺めていて、クラシックをよく知らない人が録音してるんじゃないかなあ、な~んて疑っちゃったりもして。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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