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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『タヒチ ゴーギャンの愛した音楽~タヒチの歌と踊り The Gauguin Years songs and dances of Tahiti』

Tahiti Gauguin no aisita ongaku タヒチの音楽では、こういう録音も聴いたことがあります。南国ってあこがれるんですよね(^^)。これはノンサッチの出した「エクスプローラー・シリーズ」という民族音楽シリーズの1枚、タヒチ編です。録音が1960年中ごろ、ビクターの録音より少なくとも10年ほど古くてモノラル。僕、ビクターのCD「ポリネシアの音楽 [Ⅰ] タヒチ、ソサエティ諸島」よりも、こっちを先に持ってたんですが、よく覚えてませんでした。でもビクター盤を聴いた後に思い出して聴いたら、なかなか面白かったです!

 なぜ若い頃に聴いた時は分かりにくかったのか考えたんですが、理由が3つ思いあたりました。ひとつは、色々入りすぎていて僕の理解を超えていた事。こっちのCDの方が、タヒチの音楽を色々収録してるんです。管楽器の音楽とか、ふたりで会話するような物語歌、念仏のようなもの…いずれもビクター盤にはまったく入ってなかったですから、こっちの方がより広くタヒチの音楽が収録されていました。でも、ハワイアンみたいなのも舞踊音楽もヒメネ・ターラヴァも、順不同でグチャッと収録してあるもんだから訳わからんかったんじゃないかと。せめて、白人入植以降のギター歌もの、舞踊音楽もの、ヒメネもの、みたいに整理して収録してくれていたら、もうちょっと理解できたかも。
Tahiti_pic1.jpg 2つめに、解説が「感想文」だから分かりにくかったんじゃないかと。あの合唱曲が現地で「ヒメネ・ターラヴァ」と呼ばれてるとか、それがどういう場所で歌われるどういう内容の曲かとか、一切解説がないんです。解説は「これは西洋音楽の12音とは一致してない」みたいな感想文で、それは音を聴けば分かる情報なので情報になってないぞ、みたいな。民族音楽の解説としては良くないですよね。。
 3つ目は、録音の差。ビクターの方は聴いて「うおおっ!!」ってきたんですが、こっちはモノラルで妙にデッドなもんで、迫って来なかったんです。例えば、ヒメネ・ターラヴァを例にとると、ビクターの録音がベートーヴェンのシンフォニーみたいに聴こえたのに、こっちはプレスリーの録音みたい。やっぱり録音って大事なんですね。。

 でも、ビクター盤を聴いて知識が少し入った後で聴いたら、こっちはこっちでなかなか面白かったです。ビクター盤だけ聴いてたら、僕はタヒチの音楽をあれしかないと誤解してたでしょうし。ただ、僕の中ではビクター盤に収録されなかった民謡を聴くみたいなニュアンスが強くて、僕的にはビクター盤の補足みたいな位置づけになりそうなレコードでした(^^)。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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