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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Booker Little』

Booker Little ドルフィーとの双頭コンボのライブ録音を聴いていたら、ドルフィーはもちろんですがブッカー・リトルの演奏に惚れてしまいました(^^)。そういえば昔も同じことを思って、中古屋でレコードを買ったことがあったな(ゴソゴソ)お、あった!Time 原盤の1960年録音です!ということは、ファイブスポットセッションの1年前ですね。メンバーは、Booker Little (tp), Tommy Flanagan, Wynton Kelly (p), Scott LaFaro (b), Roy Haynes(dr)。というわけで、たぶんブッカー・リトルさんのリーダー作で唯一のワンホーン・カルテット作品です。そして、スコット・ラファロの参加が光ってます!ビル・エヴァンス・トリオ以外でのラファロの演奏って、けっこう珍しいですよね。

 1曲目のテーマ部分からいきなり見事!アドリブに入るとかなりハードバップ的になるのですが、テーマ部分はニュージャズ一歩手前といった感じ。アルバム全体はハードバップ色が強めですが、ニュージャズ色強めの曲ありバラードありと、ダラダラとセッションしているのではなくて、しっかり構成されていてとても良かったです。

 そして演奏は…なによりトランペットの音と演奏がいいです!このレコード、トランペットの音がスパーンと通ってすごいです、これはたまらない…。ジャズのトランペットって、うまい人の音って抜けが良くてほれぼれしちゃいますよね(^^)。
 と思っている暇もなく、続くピアノソロもちょっとしゃれてることをやってました!どっちのピアニストか分かりませんが、たぶんフラナガンでしょう。ラファロさんのベースソロは…ああこれはメチャクチャうまいわ。。というわけで、リトルさんだけでなく全員すばらしかったです。

 サックスとは比較にならないほどトランペットって難しいらしくて、それだけに数も少ないですが、モダン・ジャズの名トランぺッターは全員オープンホーンでの音の切れにやられちゃいます。だってカッコいいんですもの。ブッカー・リトルさんは、僕の中ではクリフォード・ブラウンフレディ・ハバードまでは届かないにしても、大のお気に入りと言っていいほどにお気に入りのジャズ・トランぺッターです。そして、曲や録音を含めて言うと、個人的なブッカー・リトル最高傑作はファイブスポットではなくてこれ!あまり有名じゃない1枚かもしれませんが、これはモダン・ジャズの名盤と言い切って問題ないんじゃないかと!

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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