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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ムター(vn)、カラヤン指揮、ベルリンフィル』

Brahms_ViolinConcert_Mutter_KarajanBerlinPhil.jpg ブラームスのヴァイオリン協奏曲は、僕的にはけっこう好きな曲なもんで、CDを何枚か持ってます。ムローヴァとアバド/ベルリンフィル以外だと、これもお気に入りです。ムターとカラヤン/ベルリンフィル、これも鉄板!

 ムターは13歳でいきなりカラヤン&ベルリンフィルと共演して、天才少女と言われたヴァイオリニストです。僕は、こと演奏に関しては「○○歳の天才プレイヤー」みたいなのが嫌いで、演奏技術が若くしてトップレベルになる事はあっても、表現や解釈が経験積んできた人より若い人の方が優れるというのはちょっと考えられないと思っています。大人になってから中学生や高校生と話すと「あ、ガキだわ」と思うようなもんです。というわけで、もし表現もスバラしいんだったらそれは師匠の演奏プランが良かったんであって本人じゃない。それを「○○歳ですごい」と褒めるのって、表現を聴かずに指の速さとかそういう所ばかり見ている気がして、ちょっと嫌なんですよね。

 な~んて僕なのですが、ムターさんは聴いた途端に、「これはすごいわ」とのけぞったプレイヤーです。表現過多になりすぎず、ストレートで表現豊か。そして一度高揚するともう止まらない、勢いに乗って一気に持って行ってしまいます!そういう所は若い頃のカラヤンに似ていると言えば似てるかも。ベルリン・フィル常任になる前のカラヤンも、細かい表現よりも勢い重視で疾走するところ、あったじゃないですか。あんな感じ。
 これは81年の録音なので、ムターさん18歳です。僕は同時期のムターさんの演奏で、ブルッフのヴァイオリン協奏曲に打ちのめされた事がありまして、「18歳の時のムターさんの演奏か、これはすごいかも知れないぞ」と、つい手に取ってしまいました。これも素晴らし演奏でした…が、ブルッフの時ほどの感動はなかったかな?

 それにしても、この時期のカラヤン&ベルリン・フィルでグラモフォンの録音は安定していると感じました。どれも一定水準以上、ハズレを聴いた事がありません。そう思うのは、僕がカラヤン全盛期に青春期をすごしたからなのかな?

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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