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Category: アート・本・映画 etc. > 本(漫画・サブカル)   Tags: ---

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コミック『恐怖新聞』 つのだじろう

KyoufuSinbun.jpg 70年代のオカルトブームを支えた漫画のひとつです。この漫画で「幽霊はガチでいる」と思わされた子供は多かったはず…あたしだよ(^^)。70年代は僕もまだ子供だったもんで、大人向けのホラー映画を見るのはもう少し先。小学生だった僕にとって身近にある恐怖はテレビや漫画でした。漫画では楳図かずおさんも恐怖漫画を描いてましたが、蛇女的なフィジカルな感じであんまり怖く感じませんでした。怖いのはやっぱりメンタルにくる恐怖の幽霊で、心霊ものを描くつのだじろうさんの漫画はマジで怖かった!『恐怖新聞』は、つのだじろうさんの最高傑作だと僕は思ってます。絵も怖いんですよ。。

 恐怖新聞は、心霊にとりつかれた中学生の少年にあてて、超常現象のニュースが書かれた恐怖の新聞が届く物語。UFOやUMAも扱われるんですが、やっぱり怖いのは幽霊系の話。幽霊やポルターガイスト現象の話を、「昭和〇年の○○新聞にきつね憑きが報道されている」みたいに実例を出して説明するもんで、素直だった子どもの頃はこれで幽霊を信じさせられましたね(^^)。中でも印象に残ってる話がいくつかあるので、ちょっと紹介。

「うらみの火が燃える」。近所で放火事件が相次ぎ、顔に出来たやけどのあとが、みんな女の横顔の形(゚ロ゚ノ)ノコレハコワスギル。さらに、除霊して出てきた女の顔が恐い!つのだ先生、あなたの絵がリアルすぎたもんで僕はトラウマになっちゃいましたよ。

「背中が恐い」。墓場を通ると、背中が重い。振り返るとおばあさんが…これも絵がめっちゃくちゃ怖かった!でもこの話、怖いだけでなくて悲しい物語でもあって、なかなか読ませる話でした

「ピアノ」。夜中に学校のピアノが鳴りだす話。そして、その呪われたピアノを使ってコンクールが行われる事になってしまい…。この話は、ピアノの近くに女の霊が浮かび上がる絵が恐すぎた!

「他人の顔」。主人公にとりついていた悪霊の除霊に取り掛かり、それに失敗する話。これで主人公は死んでるのに学校に通うというとんでもない展開に(^^;)。

 久々に読んでみると、怖がらせるだけの話もありますが、ロマンのある話も多くて面白かったです!僕が死ぬことに恐怖を感じるのって、もしかして幼少時に読んだこういう漫画からの影響があるのかも。だって、死が凄惨なんですもの。。キリスト教だと死には絶望だけじゃなく救いのイメージでもあったりするじゃないですか。でも僕には恐ろしいもの以外の何物でもないんです。三つ子の魂百までも、というやつですね(^^)。幼少時の友人間でこの漫画を読んでいない人はいなかった超ヒット作、読んだことのない方は幽霊を信じていてもいなくてもこわくて面白いので、ぜひ!
 
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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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