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『Antonio Carlos Jobim / The Composer of Desafinado, Plays』

Antonio Carlos Jobim_The Composer of Desafinado Plays 邦題『イパネマの娘』、1963年にボサ・ノヴァの代名詞アントニオ・カルロス・ジョビンが発表したアルバムです!これが初の自作自演盤で、全曲インスト。ジョビンのアルバムといえば、これとA&Mの『WAVE』の2つは絶対に外せないんじゃないかと。

 「イパネマの娘」「ファベーラ」「コルコヴァード」「ワン・ノート・サンバ」「お馬鹿さん」「メディテーション」「ジャズ・サンバ」「ジサフィナード」…今でもカバーされ続けているボッサの大スタンダードがひとつのアルバムにこんなに大量に入っているのが凄すぎ!ボサノヴァってあんなに大きなジャンルなのに、まるでこのアルバムからすべてが始まったみたいで凄いです。実際にはバーデン・パウエルやジョアン・ジルベルトなど、超重要人物が色々いてのことだとは思いますが。

 音楽はピアノ、ギター、パーカッションに管弦が重なる感じのアレンジもの。古いボサノヴァのレコードあるあるですが、ベースはいるようないないような…低音が極端に小さくて聴こえない、ベースじゃなくてギターのバスにも聴こえる(^^;)。
 ジョビンさんは、ピアノを弾けばほとんど右手だけの単旋律、ギターはコードのみで、リズムもビハインドで決してうまい演奏とは感じないんですが、なんというか…味があるなあ(^^)。例えて言えば、「風の谷のナウシカ」での久石譲さんのピアノ演奏みたいな。要するに、演奏家ではなく、あくまで作曲家アレンジャーさんなんでしょうね。作曲しながらアップライトピアノをちょっとつま弾いているような雰囲気で、うまいというのじゃないけど雰囲気がすごくありました。

 ボサノヴァって、その直前のカルトーラあたりのブラジルのブルース的な音楽が、ジョビンとジョアン・ジルベルトで一気に軽やかなブラジルのポップスになったように感じます。若い頃から何度聴き直してきたかwからないアルバム、ボッサを聴くならまずは大名盤のここからいかがでしょう!

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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