fc2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『Yvette Guilbert / 47 Enregistrements Originaux de 1897 à 1934』

Yvette Guilbert_47 Enregistrements Originaux de 1897 à 1934 フランスの女性歌手であるイヴェット・ギルベールは今のシャンソンのルーツになったような人。1865年に生まれ第2次大戦が終わる前に他界、僕にとってはシャンソンというよりキャバレー・ソングの歌い手というイメージが強いです。だって、キャバレー全盛期のムーラン・ルージュでヘッドライナーだった人ですからね(^^)。キャバレーと言うと日本ではいかがわしい雰囲気が強く感じるかも知れませんが、19世紀末から20世紀初頭のフランスだともうちょっと違うニュアンスがあったようで、画家や詩人がたむろする文化人の交流の場になったところもあったそうです。というわけで、僕はイヴェット・ギルベールは伝説の中の人というイメージだったんですが…うおお、録音が残ってるのか?!この2枚組CDを見つけた時は飛びついて買いました!

 ピアノ伴奏での歌で、ピアノはほとんどアレンジに気を使っていなくて、本当にメロディとコードだけみたいな簡素なもの。だから、クラシックの歌唱レッスンみたいな匂いでした。あそこまでレイドバックしたりポップではないですが、アメリカのミンストレル・ソングにかなり近いかも。

 そして歌唱。すべてではないんですが、あのシャンソンの語るように歌う歌いまわしがけっこう出てきていました。アリアとかレチタティーヴォとはちょっと違うんですよね。ほとんどセリフに近いというか。で、曲によってはモノローグだけみたいなものまであるんですが、それでも節回しとかがどこか音楽的で、実に独創的。ピアノ伴奏のものより、僕はこっちに聴き入ってしまいました。なるほど、もしかしてシャンソンのあれってイヴェット・ギルベールがルーツなのかも知れません。

 古いシャンソンってクラシックと大衆歌曲の愛の子みたいな雰囲気を感じますが、この録音を聴いて、実際にクラシック歌曲がキャバレーに出てきたという事だったのかも知れないと感じました。でもって、フランスのこういうアンダーグラウンドな音楽は、創造力も高ければ知性も感じて、フランス革命を先導した学士や弁護士といった大衆よりながらエリートな匂いをそのまま引きずっているように感じました。これはいいなあ。このCD、本当に1897年録音みたいな信じられないほど古いものまで入っていてびっくり。だって1897年って、フランスのキャバレー常連だったサティでいえば「冷たい小品」発表年ですよね。あれとリアルタイムで同時進行していたシャンソンを今の時代に聴けるって、レコードって本当に凄いと思います。

関連記事
スポンサーサイト




Comments

02 2024 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

月別アーカイブ
検索フォーム
これまでの訪問者数
最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS