同じく、ブラック好きの会社の同僚から推薦してもらった1枚です。学生時代、レンタルCDショップのアルバイトをしていた時に、店番をしながら、ある時代の
ジェームス・ブラウン のCDを片っ端からきいた事があるのですが、ソウルっぽいというか、そんなに面白い音楽だとは思いませんでした。「プリーズ・プリーズ・プリーズ」とかね。好きなんだけど、買って聴くほどのものでもないかな、みたいな。じゃ、なんでこのCDを友人が推薦してくれたかというと…僕が「
ブッツィー・コリンズのスゴい演奏が聴けるCD ってないの?」と質問したからなのでした。
ファンクって、ベースがチョッパーしまくって、ギターがワウを咬ませてワカチコ跳ねまくって、ドラムがタイトにカンカン鳴りまくる、みたいなイメージがあって、大好きだったんです。でも、じゃそういうタイプのファンクのCDって具体的に何かと言われると、これが意外と見つからない。ファンクといって有名なタワー・オブ・パワーとかはブラス・セクションばっかりでチョッパーもワカチコも聴けないし、P・ファンクなんて有名だけど、これも買ってきて聴いてもチープでぜんぜんすごくない。でも、P・ファンクには神ベーシストと言われているブッツィー・コリンズという人がいる。そこまで言われるなら凄いプレイの録音はあるんだろうし、そういうプレイを聴くことが出来るディスクがあるハズ、そうじゃなきゃ「すげえベーシスト」なんて言われないはずだ…と思っていたわけです。で、ブラック大好きの友人なら知っているかもしれないと思って尋ねてみたという訳。すると、意外や意外、パーラメントでもファンカデリックでもなく、ジェームス・ブラウンのディスクを推薦してくれました。意外や意外、ブッツィー・コリンズはジェームス・ブラウンのバンド出身だったのか。。
で、これもこのCDで初めて知ったんですが、ブッツィー・コリンズにはギタリストの兄弟がいて、これがワウこそ噛ましていないものの、ファンク特有のあの切れ味鋭いカッティング・ギターの名手でして、メチャクチャカッコいい!このふたりを含めたリズム・セクションがメッチャクチャ強烈、ブイブイいってます!!ベースもブンブン鳴っていて、メッチャ太い!!すげえええ~~~!!!これだよ、これ。。僕が聴いたことのある10枚ぐらいのジェームス・ブラウンは、こういうファンク時代以前の音源だったんですね、きっと。また、バンドによほど信頼があるのか、ヴォーカルのバック・バンドなのにインスト曲のプレイも許されていて、これがもの凄いカッコいい!!
それにしても、ジェームス・ブラウン、暑苦しいわ。。ライブ演奏でもの凄いグルーブをするバンドをバックに、「起きろ!!セックス・マシ~~~イイン!!」とか叫んでます(^^;)。いい意味で、これを聴いて元気が出ない人なんていないんじゃなかろうか(エロい意味じゃないですよ)。。
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みやくにと申します。
先日、私もこのライブ・アルバムを購入して、そのかっこよさに痺れているところです!
私の場合は40過ぎてからやっと良さがわかるようになりました。
(ちなにも、このアルバムの前に買ったのはLed ZeppelinのPresenceです)