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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『山下洋輔トリオ / キアズマ』

YamashutaYosuke_Kiazuma.jpg 1976年に山下洋輔トリオが出演したドイツのジャズ音楽祭でのライブ録音です。メンバーは『Frozen Days』と同じで、坂田明、山下洋輔、森山威男でした。

 最初の2曲がすごく良かったです!フリージャズというより、バップのコード・プログレッションをシンプルにした音楽のようで、ハートが実にジャズでした。コンポジション抜きのインプロヴィゼーションだけで勝負に行った時のセシル・テイラーみたい。無理をして頑張っている感じはなく、自然に音が出てきているような。演奏ってこうじゃないとね。
 でもそういう音楽的に自然に歌う演奏ばかりじゃなくて、押しの一手で指を動かしまくってフォルテから一歩も引かない、みたいな山下洋輔トリオのトレードマークのような演奏もありました。何となく分かってきたぞ、こういう過剰な音楽を大道芸的な売りにしようとやってたんじゃなかいかなあ。ある意味でその狙いは成功していて、ドイツの観衆はスタンディングオベーションでした(^^;)。。

 ピアノを弾いていたからか、僕は若い頃から山下洋輔さんが気になる時期が周期的にありました。天下の山下さんだったらどう演奏するのかな、みたいな。で、いざ聴くとカッコいいけどどこか違和感を覚える、みたいな。その違和感というのは、みんなうまいんだけど無理してハードなフリージャズにしているというか、心も音も望んでないのにスタイルとしてフリージャズっぽいものに近づけているように感じるんですよね。『DANCING古事記』でも『フローズン・デイズ』でも、僕が好きな山下トリオは無理やりラウドなフリーやってるところじゃなくて、もっと音楽的に音楽を作りに行ってるところですし。
 それに、なんというか…スケールでも和声でもいいんですけど、そういう所が月並みなものをいくら高速で演奏したって、そんなに刺激的にはならないんですよね。ものすごい高速でドレミファと弾くより、ゆっくりでいいからドラ♭ミ♭ソと弾いた方がだんぜん刺激的だと思いません?そういうサウンド面やコンポジション面での工夫をせずに、とにかくスピード&パワーというのは、フリージャズというイデオロギーに固執するがあまりに正解が見えなくなっている、みたいに感じました。でもこの頃はプレイヤーも全員若かったし、まだ結論に達する前のジャズマンが即興演奏というものに挑戦してみた青春の1ページ、という事なのかも。

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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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