『ザ・ベストテン 1978-79』

BestTen1978-79.jpg こちらは、1978年から79年の、日本の商業ポピュラー音楽のヒット曲集。うわあ、80-81年よりさらに懐かしい…というか、もう幼少期の頃の曲という感じで、涙が出てきてしまう(T_T)。。収録曲は以下の通りです。

1. ザ・ベストテンのテーマ
2. ミラーゲートのテーマ
3. UFO
4. しあわせ芝居
5. 微笑がえし
6. プレイバック Part 2
7. かもめが翔んだ日
8. Mr.サマータイム
9. 林檎殺人事件
10. 銃爪
11. 季節の中で
12. チャンピオン
13. HERO(ヒーローになる時、それは今)
14. YOUNG MAN(Y.M.C.A.)
15. 魅せられて
16. きみの朝
17. カリフォルニア・コネクション
18. 銀河鉄道999
19. 関白宣言
20. セクシャルバイオレットNo.1

 僕なりに思ったコメントを、ツラツラと。まずはキャンディーズの「微笑み返し」。当時って、学生が同棲したりとか、そういうのはあこがれのひとつだったと思います。当時のコミックに「翔んだカップル」なんていうものがありましたが、あれも学生が同棲したりとか、そんな内容でした。で、そういうのって、超子供の僕からしても憧れるものがありました。で、この歌は、楽しく一緒に過ごしてきた二人が、明るくさよならを言って卒業とともに別々の道を歩む、みたいな感じ。これが、キャンディーズの解散とファンとのさよならとのダブルミーニングになってる。だから、「卒業」の意味が、学校からという意味だけではなくて、青春時代からの卒業みたいに思えてしまう。すがすがしい曲なんですけど、しかしホロっときてしまいます。サーカスの「Mr.サマータイム」。コーラスグループだけあってさすがにきれいなハーモニーですが、それ以上に…メインヴォーカルが異様に艶っぽい!!いやあ、このニュアンスはガキには出せないわ。。郷ひろみと樹木希林の「林檎殺人事件」。詞はデタラメだし歌はひどいんですが、アレンジが素晴らしい!!演奏も素晴らしすぎる!!ギターのファンキーなカッティングなんて、メチャメチャにうまいし、アレンジも完全にプロの技です。ポピュラーにおけるプロミュージシャンという職業って微妙だと思っているのですが、これはいい方に出たという感じです。世良正則&ツイストの「銃爪」。やりすぎてダせえという領域に踏み込んじゃってますが(^^)、しかしそれを含めて考えてもナイスヴォーカル!男くせえええ!!!また、バンドも思いっきりロックで、ドラムやベースの音作りなんか、相当にかっこいいです。いやあ、これは好きだなあ。。アリス「チャンピオン」。うおお、曲も歌詞もヴォーカルも演奏もかっこよすぎる!!男くさい!!いやあ、今の歌謡曲にはこういう世界観の曲って全然ないので、ちょっと憧れちゃうなあ。ジュディ・オング「魅せられて」。詞がエロすぎる!「好きな男に抱かれながら違う男の夢を見る」って…(^^;)。これも、ガキには歌えない、大人の世界観ですね。ゴダイゴ「銀河鉄道999」。もう、日本のポピュラー音楽史に残る名曲なんじゃないかと。「あの人はもう思い出だけど、君を遠くで見つめてる」なんて、あの名作映画の感動のラストシーンがフラッシュバックしてしまって、涙を禁じえません(T_T)。

 で、トータルしていうと、やっぱり今の時代の歌謡曲と比べると、非常に大人の文化の範疇に歌謡曲があったんじゃないかという気がします。高校生や大学生が聴くような曲であっても、大人の世界へ飛びこんでいきたいというような願望を強く感じます。また、男声ヴォーカル物は、詞の世界観に男性性が強く押し出されているのが印象的でした。今のフェミニズムや男女平等主義に牙を抜かれたようなひ弱な時代思潮とは全然違います。
 そう考えると、当時の歌謡曲って、ある種のあこがれるような世界観を聴衆に提供出来ていたんじゃないかと思います。いやあ、これはよかった!!


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Bach Bach

Author:Bach Bach
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音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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