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映画『エルヴィス・オン・ステージ That's the Way It Is』『エルヴィス・オン・ツアー Elvis on Tour』

Thats the Way It Is どちらも1970年代のエルヴィス・プレスリーのドキュメンタリー映画です。『オン・ステージ』は70年のラスベガスでのショーのドキュメンタリーでオリジナルタイトルは『That's the Way It Is』。『オン・ツアー』は72年アメリカツアーのドキュメンタリーで、オリジナル・タイトルは『Elvis on Tour』。どっちを先に観たのかは覚えてないんですが、一本見て興奮、そのままレンタルビデオ屋に走ってもう一本も借りました。それまでも全盛期の50年代に発表した「ハウンド・ドッグ」や「ワンナイト」といったナンバーは大好きだったんですが、僕が心の底からプレスリーにぶっ飛んだのはこの70年代のプレスリーのライブ映像を見た時だったんですよね。

 内容は計算され尽くされたエンターテイメントな音楽ショー。衣装はえりが高くてビラビラがついてスパンコールギラギラのジャンプスーツ。プレスリーの物まねをする人が着るあれは、70年代のプレスリーをパロってるんですね(^^)。一歩間違えば笑っちゃってもおかしくないんですが、でもヴォーカルがすごすぎて圧倒されました。パフォーマーとしてもヴォーカリストとしてもビートルズやストンーズとは格が違う、またヴォーカリストやミュージシャンという以上の何かが体から出ているようで、「ああ、これがロックンロールのカリスマか」と魅せられてしまったのでした。
 どっちの映画だったか忘れましたが、客席に降りていってお客さんの女性とキスしちゃうシーンがあるのを覚えていますが、ポリティカル・コレクトネスとか何とかやたら口うるさくなった今ではとてもできないこういうパフォーマンスをやっても決まっちゃうのはプレスリーのキャラクターがまさにカリスマ的であったからこそ出来た事なんじゃないかと。こんなのされたらその女は一生ファンになっちゃうでしょうしね(^^)。。

 プレスリーって、50年代にデビューして大旋風を巻き起こすも、数年で兵役についてシーンから消え、戻ってきたらムードミュージックの歌手みたいになっちゃったり映画出演ばかりしてかつての面影は失せ、そうこうしているうちにビートルズが大旋風を巻き起こして完全に消えちゃった人でした。ところがビートルズが引退するや見事返り咲き、若い頃よりも貫禄がついて大物感漂うショービジネスのカリスマになっていました。でも、77年に死んじゃうんですよね。プレスリー以前の大衆音楽はジャズでもタンゴでもシャンソンでもみんな大人向け。でもプレスリーの登場で、大衆音楽の中に若者向けのものが生まれ、以降のアメリカや日本の産業音楽シーンでそれが主流になったという歴史的大転換点となった人でもあったと思います。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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