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Category: CD・レコード > ブルース・ソウル   Tags: ---

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『Lowell Fulson』 Crazy Cajun盤

Lowell Fulson_Crazy Cajun これもタイトルが『Lowell Fulson』ですが、クレイジー・ケイジャンというレーベルが1978年にリリースしたアルバムで、アーフリー盤とは内容が違います。収録曲が違うだけでなく、音楽がまるで違うので驚きました。ぜんぜん違うんですよ。。

 アーフリー盤の弾き語りテキサス・ブルースと全然違って、完全にモダン・ブルース。ものによってはR&Bと呼んだ方が近いんじゃないかと思う曲までありました。すぐに連想した音楽はB.B.キング。B.B.キングみたいにホーンセクションはいないものの、バンドが演奏して、その前で歌を歌って、歌がなくなると単旋律のギターで「キュイーン」と演奏する、みたいな。そうそう、B.B.キングがローウェル・フルスンに憧れていたという話を聞いたことがありますが、なるほどそっくりです。
 Pヴァインが出したアーフリー盤『Lowell Fulson』の日本語解説に、「フルスンはこのアルバム以降、二度とディープな歌を歌わなくなった」なんて書いてありましたが、なるほどこういう事かと思いました。でも考えてみたら、70年代後半のアフリカン・アメリカンの音楽といえば、R&Bどころかファンクもディスコもあった時代。渋い妙技や詩情で訴えるアコースティック・ブルースはなかなかつらかったのかも知れません。

 テキサスからウエストコーストに移ったのは、そっちの方が景気が良さそうと思ったからだろうし、自分の好きな音楽をやるというより、より商売しやすい音楽をやっていくエンターテイナーとして音楽をやっていた人かも知れません。ブルースという音楽自体、フォークロアと産業音楽の中間ぐらいな音楽ですしね。一般的にいえばローウェル・フルスンといえばこのアルバムで演奏している音楽のようなイメージが強い人なんでしょうが、僕はどう聴いたってテクも表現力も高いテキサス・ブルースをやっていた頃の方が好きだなあ(^^;)。。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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