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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『パーセル:歌曲集《薔薇の花よりも甘く》 ルネ・ヤーコプス(カウンターテナー)』

Purcell_Bara nohana イギリスのバロックで、エリザベス朝時代のイギリスの天才音楽家パーセルの歌曲を集めたCDです。曲は、歌曲集「イギリスのオルフェウス」から5曲、劇付随音楽やセミ・オペラから5曲、「われらが慈悲深きメアリー女王の悲しみの死を悼む3つの哀歌」から1曲、1692年の聖セシリアのために書かれたオードが1曲、計12曲が入ってました。伴奏はヴィオラ・ダ・ガンバとテオルボ(リュート属の楽器)でした。という事は、テオルボが通奏低音ですね。

 あれ?いま気づきましたが僕はバロック期の歌曲ってあまり聴いた事なかったかもしれません。ルネサンス以前だったらシャンソンもモテットも聴いてきたし、ロマン派以降ならそれこそ色々と聴いてきた気がするんですが、バロックの声楽って宗教曲ぐらいしか聴いた記憶がない…。何が新鮮って、基本は歌とヴィオラ・ダ・ガンバだけで(テオルボは和音かアルペジオのどちらか程度)、歌とガンバがカノン状に動く事もないので、ものすごくシンプル。これをどう感じるかなんでしょうが、最初は退屈とおもっていたのに、何度も聴いてるうちに清廉としていて良く感じてきました!ルネサンス後期みたいな平進行のプログレッションもちょくちょく出てくるんですが、これも古風で良かったです(^^)。

 そして、この清廉とした響きに絡んでくる詞が面白かったです。「それは自然の声、生きるものすべてに通じる万能の言葉」(Tis Nature Voice)とか、「アレクトが死者を永遠の束縛から解き放つまで」(Music for a While)とか、当時の自然観が反映されていると感じました。バロック時代の本を読むと、妖精とかがいるのが当たり前のように書かれていたりしますしね。ああ、これがバロック期のイギリスの空気感なんだな、みたいな。

 僕の耳は時として保守的になるときがあって、ききなれない音楽を聴くと拒絶反応が起きる時があります。でもこの拒絶反応をあんまり信用しちゃいけなくて、何回か聴いているうちに「ああ、これはこういう事か」みたいにだんだん分かってきて、自分なりに把握できたと思った頃にはその音楽に思いっきり嵌まってる、な~んてことが結構あるんです(^^)。このCDはそんな感じで、何回も聴いてるうちに清廉とした音の中に17世紀のイギリスの自然観みたいなものに魅了されていった感じで、良かったです(^^)。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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