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『小野リサ / The music of Antonio Carlos Jobim "IPANEMA"』

Onorisa_Music of AC Jobin Ipanema 小野リサさんが好きと言いつつ、聴いていたのは90年代初頭だけ。その後も小野さんは活動を続けていましたし、僕も小野さんの音楽が嫌いになったわけでもなかったのに、自分が社会人になって仕事仕事で毎日が忙殺されていくにつれ、いつしか小野さんの事を忘れたのです。そんな時、夏になるたびにタワーレコードがやってるブラジル音楽特集のコーナーにこのCDが置いてあって、「お!」と思って買ったのでした。小野さんによるアントニオ・カルロス・ジョビン作品集、2007年発表です。という事は、14年ぶりぐらいで聴いたという事か、時のたつのははやいなあ。

 アコースティックではあるんですがバンドがカルテット以上で、しっかりアレンジしてありました。でもそのアレンジが50年代のボッサそのままで面白くなかった…。アルバム『ナナン』の頃は、最新のブラジル音楽のエッセンスも入ってたと思うんだけどなあ。でも、それを含めてジョビンへのオマージュという事なのかも知れません。
 あと、音楽って、編成が大きくなればなるほど演奏面での表現が削がれると思いませんか?下手な人は人数が多いほどいいのかも知れませんが、うまい人は少ないほどいいというか、多くするならバンド全体で何度も合わせて表現する場所を確定しないと、スコアをさらっただけになっちゃう、みたいな。このアルバムは型に嵌めたというか、肉声が聞こえにくくなっていってしまうというか、そんな風に感じてしまいました。ああ、好きなミュージシャンだったのになあ。。

 というわけで、リアルタイムなブラジル音楽と思って、心地よく聴いていた小野リサさんの音楽だったんですが、15年ぶりぐらいに聴いたら、若いころのあの瑞々しさがなくなっていた…みたいに思ってしまったのは、僕が汚れてしまったからなのかも (^^;)。。

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Comments
ボサノバ 
小野リサさんを知ったのは20世紀の終わり頃なので、もうかなりアルバムを出していました。
美人なのでTVで聞く機会も多かったのですが、そこでギターの運指をみて、完璧なボサノバ本流なのに驚きました。アマチュアジャズマンがやるボサノバは、ポルトガルボサノバじゃなかったりしますものね。特にギターは。

BachBachさんの評価が良くなかったThe music of Antonio Carlos Jobim "IPANEMA"ですが、僕はボサノバへのオマージュとして好きでした。
ボサノバは耳あたりが良いので、レコード会社の戦略として、カバーものを沢山出している小野リサさんですが、やはりこのアルバムのように本流のボサが一番好きですね。
(確かに、ボサノバはゴージャスな編成より、3リズム+ギターのほうがいいですよね。)
Re: ボサノバ 
AKISSHさん、書き込みありがとうございます!だんだん涼しくなってきましたね。

お、このアルバム聴いていらっしゃいましたか!お仲間ですね。

僕的にはこのアルバムはもう一声でしたが、2000年以降の小野さんの歌を聴いてみたいとは思っています。なんとなく、歳をとってからの方が良い歌を歌いそうな人な気がするもんで、見てくればかり取り繕ったオマージュや企画ものじゃなくて、自分の感じた事を素直に出した歌を歌ってほしいなあ、みたいな (^^;)。きっとそういうアルバム、あるんでしょうね。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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