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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Paul Bley Trio‎ / Touching』

Paul Bley Trio‎ Touching 1965年録音、ポール・ブレイ・トリオがデンマークのDebut レーベルに残した録音です。このイラストのフリージャズ・シリーズ、ジャケットがみんな似ているもんで、何を買ったのか忘れちゃって混乱してました(^^;)。大名作『Footloose』と同じピアノ・トリオ編成でしたがメンバーは違って、ベースはKent Carter、ドラムはBarry Altschul というわけで、フリージャズ寄りのプレイヤー。でも完全な即興ではないようで、作曲家としてカーラ・ブレイやアーネット・ピーコックがクレジットされていました。

 『Footloose』に比べるとフリー・インプロヴィゼーション色が強い曲が多くて(特にアルバム前半)、そういう曲では演奏しながら考えているような所もあったりしました。でもそれはカーラ・ブレイやアーネット・ピーコックの曲の中でのことなので、どこまで作曲してるのか不思議。。逆に言うと、作曲があるからフリーが得意のメンバーが「ここはどうすればいいんんだろ」とか考えちゃってこうなるのかも。
 そういう「インプロヴィゼーションしてるのに考えて音が出てこない」みたいな演奏はちょっとアレでしたが、集中力があってスピード感のある演奏となるとさすがにカッコよくて、しかもただ指を動かしてるだけじゃなくて「え、これってどういうアプローチで音を選んでるの?」という刺激満載でした!誰かが書いたものでなくて自分でアドリブなり何なりする演奏って、やっぱり頭がいい人がはっきりしたディレクションをもって演奏するとめっちゃくちゃカッコいいです。あと、バリー・アルトシュルのドラムがメッチャかっこいいんですが。

 知的でありつつクールに熱い、みたいな印象を受けたアルバムでした。昔は自分では理解できないと感じるところがけっこうあって、そこがちょっと散漫にも感じたアルバムだったんですが、いま聴くとけっこう良かったです(^^)。でも『Footloose』がカッコよすぎて、僕の趣味としてはコンポジションの比率がもうちょっとだけ高い方が好きなのかも。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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