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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『ヤナーチェク:ピアノソナタ、霧の中で、草かげの小径にて第1集 アンスネス(p)』

Janacek_piano sonatas_andsnes ヤナーチェクのピアノ作品の演奏で、僕が悶絶するほどに好きなのはこのCDです。こういうぜんぜん見向きされていないCDで、しかも大当たりのものは、人に教えたくなくなったりして(^^)。

 前に紹介したルドルフ・フィルクシュニーさんの録音したヤナーチェクピアノ作品集は、人気があるわけでない作曲家の、あまり有名でない作品を全集的に取りあげたというだけで拍手喝采で、僕はあっという間にとりこになってしまったのです。ただ、ヤナーチェクのピアノ曲は、メゾピアノとレガートが命のようなはかない美しさを持っている曲が多いので、フィルクシュニーさんのカツッとした演奏でなく、タッチの美しい人が、繊細に流れるように演奏したらもっと素晴らしくなるんじゃないか、と思ったのです。文句を言うなら自分で弾けよという感じですが(^^;)。そこで見つけたのが、このCDでした。ヤナーチェクのピアノ曲の録音自体は決して多くない状況の中、90年代にちょっと話題になったレイフ・オヴェ・アンスネスがこれに挑んだのでした。しかもレーベルは…Virginって、ロックのレーベルじゃないかい?クラシックにも手を出したのか…と、興味半分・不安半分でした(^^)。

 ヤナーチェクの代表的なピアノ曲は全部入っているので、他のCDには目もくれずにこれだけ聴くのでも充分。そして…いやあ、これはすごい。アンスネスはノルウェー出身で、87年にヒンデミット賞を受賞、「北欧御三家」のピアニストといわれた人です。このCDの最初の3分を聴いて、なるほどヒンデミット賞を取るのも当然、テクニックがすごい。しかしそれ以上にタッチの美しさがヤバい。メゾピアノ以下の音の美しさが鳥肌もの。「ピアノソナタ」も「霧の中で」も、まるで違う曲のような透明感です。
 僕が音大でピアノを習っていた時、とにかくピアニシモを美しく鳴らす事を訓練させられました。ピアニシモががさつだと音楽が奇麗にならないし、ダイナミック・レンジも狭くなっちゃうんですよね。僕は指を動かす練習だけでヒイヒイ言ってたレベルだったので、そんな悠長なことはやってられないと思っていたのですが、ここまで美しいピアニシモを聴かされると、先生の言っていた事もよく分かる気がしてきました。いや~この人がショパンあたりを演奏したらすごくエロい演奏になりそう。世界にはすごいプレイヤーがたくさん眠ってるんだなあ。

 これ、レーベルがヴァージンでなくグラモフォンかロンドンあたりだったら、思いっきり注目されたんじゃないでしょうか。でもこれだけすごいのに、アンスネスって聞かなくなりました…クラシックの道は厳しいですね。。「アンスネスって誰だよ」とか「Virgin って、クラシック分かってるのか?」といった心配はいっさい無用、隠れた大名盤だと思います!

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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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