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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Jimmy Giuffre ‎/ The Jimmy Giuffre Clarinet』

Jimmy Giuffre Clarinet 1956年録音、レーベルをアトランティックに変えたジミー・ジュフリーのサード・アルバムです!編成はビッグ・バンドとクラリネット三重奏。ビッグバンドの木管隊はバスクラやイングリッシュホルンへの持ち替えあり、ピアノやチェレスタの入る曲もあり…いや~もうこれは半分クラシック室内楽、見事でした!

 54年のデビューからこの頃までのジミー・ジュフリーの音楽は、完全にアンサンブル音楽。室内楽志向で、ウエストコースト・ジャズのレイドバックしたエンターテイメント音楽という側面も、50年代モダン・ジャズのメインストリームになったバップ系の音楽のダイナミックさとも無縁。ビッグバンドも木管三重奏も、見事なアンサンブルの連続でした。うーんさすがはウエストコースト・ジャズきってのアレンジャー、知性の塊だなあ。
 アンサンブルだけじゃなくてアドリブも見事。ジャズ訛りなドミナントでのオルタレーションがきつくないので、ジャズっぽくないというか、クラシックっぽさを感じました。アドリブは演奏がリー・コニッツのようにクールで、もう少し吹くところはドカンと吹いて持って行ってもいいんじゃないか…と思ったりもしましたが、いやいやそうしたらこのクールな質感は出ないだろうから、これはこれで良いんでしょうね。

 モダン・ジャズ黄金時代となった50年代、東海岸のハードバップではなく、リー・コニッツやジミー・ジュフリーのようなアドリブも見事なら現代曲のスコアだって普通に読んで見事に演奏してしまうプレーヤーがジャズの主流になっていたら、ジャズってまったく違う音楽になってたかも。初期のシャンソンもそうですが、まだヨーロッパ音楽の色が残っていた頃の西洋音楽って、作曲家だけじゃなくて演奏家も本物というか、すごく知的なんですよね。これが戦後にエンターテイメント性が強くなって、派手で分かりやすいものに消されていって、今では知る人ぞ知る音楽になってしまった感があります。というわけで、知っている人だけが知っている至高の音楽、ジャズのもうひとつの可能性、それが初期ジミー・ジュフリーの音楽じゃないかと。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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