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Category: CD・レコード > ロック・ポップス   Tags: ---

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『The Allman Brothers Band / Brothers and Sisters』

Allman Brothers Band_Brothers and Sisters 1973年発表(録音は72年)のオールマン・ブラザーズ・バンドのスタジオ録音アルバムです。デュアン・オールマンがいないはじめてのアルバムですが、僕の家のターンテーブルに一番多く乗ったオールマン・ブラザーズ・バンドのレコードはこれ。「ジェシカ」という曲が大好きなんです!この曲、イントロさえ聞けば「あ、この曲か」とみんな思うんじゃないかなあ。そういう贔屓目があるからかも知れませんが、オールマン・ブラザーズ・バンドの音楽が完成したのってこのアルバムじゃないかと思ってます(^^)。

 今までと同じで、やっぱり簡単なソングフォームとリードシートを作ったらあとはジャムという作りですが、それまでのライブ盤には感じられない良い点を3つ感じました。ひとつは、アドリブをいつまでもだらだらと続けないので曲のまとまりが良い事。ひとつは、それぞれの曲が個性をもって書き分けられていて、バラエティ富かに感じられること。「Come and Go Blues」なんて、間奏部分で転調してDパートを作り上げてるし、これは今までのだらだとジャムしていたバンドから大きな飛躍じゃないかと。やったらやったで凄くうまいんだからとっととやればよかったのにね(^^;)。
 最後に、曲の個性化にあたって、南部アメリカ的な明るく前向きな雰囲気を持たせるディレクションをした事。ここまでのアルバムを聴くにつけ、このバンドはもっとプログレっぽい方向に行く事も、後期ドゥービーブラザーズみたいにAORやフュージョンっぽい方向に行く事も出来たと思うんですが、南部っぽさを音楽の中心に持ってきたところが、オールマン・ブラザーズ・バンドの美感だったんでしょう。だから僕は「あーこのへんからサザン・ロックっぽさが思いっきり前に出たんだな」と感じるのかも。このアルバムと、レイナード・スキナードのファースト~セカンド・アルバムあたりが、僕的なサザン・ロックのステレオ・イメージになっています。

 この泥臭くもあったかい感じ、大好きです。ブルースをやってもミシシッピデルタの戦前ブルースみたいに憂いを帯びず、開放的なんですよね。僕はゲートフォールド仕様のLPを持ってるんですが、見開きジャケット部分はメンバー全員の家族が写っていて、みんな笑顔。この大ファミリーの中にディッキー・ベッツの娘さんのジェシカちゃんは写ってるんでしょうね。。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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