
「昭和の巌流島」と言われた伝説の
アントニオ猪木vs
ストロング小林戦が収録されているビデオはいくつありますが、僕が持っているのはアントニオ猪木全集の第3巻です。というか、このシリーズは全巻セットを持ってるんですけどね(^^)。猪木の試合を見てると元気が出る!くじけてないでがんばろうと思えるのがいいです!
猪木全集第3巻は、日本人対決だけを収めています。全集の中でも特にこれは絶対にはずせない1本、名勝負のオンパレードです!ちなみに僕は、評価がものすごく高い大木金太郎戦は、そんなに好きじゃないです(^^;)>。アングルは良いんですが、大木金太郎が技がなさ過ぎてね。。というわけで、面白かった試合だけ抜粋してレポート!
■坂口征二戦(MSGトーナメント戦) MSGシリーズでの坂口征二戦。これ、
台本なしのスパーリングシーンが多くて、本気でやったらプロレス日本人最強って坂口か小川なんじゃないかと思うほどに坂口が強いです(^^)。そんな坂口でも、グラウンドの攻防になると猪木に制圧されてしまいます。元レスラーの北沢さんが、「どんなに体があっても坂口みたいに練習が嫌いな奴は弱い。その点、猪木さんはものすごく強かった」と言っていましたが、このグラウンドの攻防を見ていると、それってあながちお世辞じゃないのかもと思えてしまいました。
マサ斎藤も坂口もいたのに、なんで猪木が日プロ道場ナンバーワンと言われたのか分かる気がしました。日プロから猪木についてきたのが、坂口に山本小鉄に木戸…夢や強さを求める人はみんな猪木についていきましたが、それって猪木のレスリング技術に惹かれたんじゃないかなあ。この頃の猪木は体つきが見事で、坂口みたいな巨体を相手にしたラフファイトですら当たり負けしません。ストロング小林はマジで失神しちゃうし、坂口もマジでよろけて腰砕けになるし。技だけじゃなくて体も大事なんですね。
■ストロング小林戦 (初対決) このDVDの白眉はなんといっても国際プロレスのトップ・ストロング小林と、新日トップの猪木の一騎打ち、昭和の巌流島です!このアングルだけでも最高に面白いですが、試合が実にいいです。僕はこの戦いをリアルタイムで観ていないんですが、子どものころに猪木の特番をやっていて、この試合のハイライトが放送され、本当に興奮した!!小林のバックブリーカ―をロープを蹴って返したところで「うおお、すげえ!」と大感動!
ジャーマン・スープレックスで仕留めるラストなんて、勢いがつきすぎて投げた猪木の足が浮くほど。昭和プロレス最高のシーンじゃないかと!いや~この一戦はプロレス好きなら「観た事ない」なんて言っちゃいけない試合でしょう!
■天龍源一郎戦 天龍って、シュートを戦えるレスラーかどうかはさておいて、凄味を感じるので全日本生え抜き選手の中では例外的に好きなレスラーでした。この戦いは、いきなり猪木が天竜を落とすというドラマが凄い!ただ、この試合は他の団体のレスラーの挑戦を猪木が受けるという試合までの流れがまた素晴らしいので、試合だけ切り取ったこのビデオよりも、『猪木vs天龍 完全版』というVHSの方をぜひ見て欲しいです(^^)。あれ、DVDやBlu-Ray化されてないんですよね。そのビデオについてはまたいつか書こうと思います。
プロレスって、単にその試合だけじゃなくて、その試合に至るまでのアングルがまた面白いじゃないですか。小林戦で言えば、3つしかなかった日本のプロレス団体のうち2つのトップが雌雄を決する戦いを繰り広げるとか、坂口戦で言えば新日本プロレスのトップレスラー決定戦というアングルとか。そのへんは『アントニオ猪木全集』だけを見ても分からないので、アングルまで説明してくれるシリーズの『キラー猪木』の方が上かも。でも、キラー猪木には小林戦も坂口戦も入ってないので、やっぱりこれを見るしかないです。第3巻はプロレスファンだったら絶対に見逃してはいけない1本じゃないかと!そして、ストロング小林さんよ、安らかに。
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