『Stan Getz with Laurindo Almeida』

GetzAlmeida 前の記事でとりあげたローリンド・アルメイダが、ジャズのサックス奏者スタン・ゲッツと共演した作品。録音は63年で、有名なレコード『ゲッツ/ジルベルト』の数日後にレコーディングされています。スタン・ゲッツがブラジル音楽を演奏して、大ヒットしたシリーズの中の1枚というわけですね。以降、アメリカのレコード会社がアルメイダの録音をたくさん行った事を考えると、これはローリンド・アルメイダがアメリカで成功を収める事になる切っ掛けとなった1枚なのかもしれません。そして、その内容は…

 取り上げられている曲は、ジョビンの曲とアルメイダの曲だけ。そして、これがボッサ調で気持ちいい!素晴らしい!サックスのスタン・ゲッツさんも、さすがにウエストコーストのミュージシャンという事で、あんまり鋭い音は出さず、フワーッとした音で気持ち良く演奏します。たぶん、メロコード譜を渡されただけで演奏していると思うんですが、それだけなのにすごくきれいなフレーズを作って、またメロディが凄く歌う感じ。もう、音の表情が美しすぎます。

 この頃のアメリカのヒットチャートを見ると、歌なしのジャズが入っていたり、ラテンが入っていたり、ロックンロールが入っていたり、かなりバラエティに富んでいて、すごく楽しいです。なんというか、大人が音楽を聴いていたという感じなんですよね。いつの間にか、アメリカのチャートは子供向け大量生産品の商売ロック/ポップスばかりになってしまいましたが、こういう大人文化の音楽が、キチンと高い評価を受けていた頃もあったんですね。しかも、メディアのインチキ宣伝じゃなくって、一般の人が利いていたというのが素晴らしい。このレコードは、そういう古き良きアメリカの象徴のような気がして、大好きです。とはいえ、ブラジル音楽ですが(^^;)。とにかく、気持ちいい!!残暑はこのCDで乗り切るぞ!!


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Bach Bach

Author:Bach Bach
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音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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