『Stan Getz, Guao Gilberto / Getz-Gilberto』

GetzGilberto.jpg 世界的に大ヒットしたジャズ・ボッサのアルバムで、ジャズのサック奏者のスタン・ゲッツと、ブラジルのボッサのジョアン・ジルベルトの共演盤です。他に、ピアノにはジョビン、ヴォーカルにアスラッド・ジルベルトなども加わっており、ミュージシャンはかなり豪華。ボサノヴァで一番有名だと思われる曲「イパネマの娘」で、一番よく知られているバージョンは、このレコードに収録されているものじゃないかと思います。

 まず、音楽に関しては、もうほとんどブラジル勢が作った音楽と思ってよいかと思います。ジョビンの名曲のオンパレードだし、ミュージシャンはゲッツさん以外は全員ブラジル勢だし。しかし、この音楽を録音したのがアメリカのヴァーブというレーベルであって、たぶんそんな経緯もあってゲッツをあくまで主役のひとりにしようと思うものだから、これがレコードの完成に大きく影響します。ゲッツさんのサックスの音がでけええええ!!ピアノのオブリガートなんてほとんど聞こえないぐらいなのに、いざサックスのソロになると、他の楽器の3倍ぐらいの音量でドッカ~~ンとくる(^^;)。まあ、普通に考えたらこんなの良いわけがないんですが、しかしボッサの上でジャズるとどうなるか…というディレクションを聴かせるのであれば、これはこれでアリなのかも。こうしないと、サックスがバンドに馴染んでしまって、ジャズxボッサに聴こえてこないと思うんですよね。まあやり方がいかにも大味なアメリカ人的な発想とは思いますが、これはこれで良かったんじゃないかという気がしてしまいます。「ボッサを…」と思うのであれば、ブラジル盤で他にいくらでもありますからね。単純に、ゲッツさんの歌い回すすごく心地よいサックスの旋律が、ボッサのムードにすごくあっている気がしてしまう。。もう、売れに売れたアルバムだと思うので、いまさら僕なんぞが新しいレビューなんて書く必要もないかと思いますが、もしこれを聴いていない音楽好きの方がおられるようでしたら、今すぐ聞くべし!素晴らしいジャズ・ボッサを聴く事が出来ます。う~ん、今年の夏の最後はボサノヴァ三昧だったなあ、素晴らしい夏の終わりだ。。


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Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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