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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『日野皓正カルテット / アローン・アローン・アンド・アローン』

HinoTerumasa_Alone Alone and Alone 異論をはさむ人は誰もいないだろう、日本を代表するジャズ・トランぺッター日野皓正さん。僕が日野さんの生演奏をはじめて聴いたときには既に90年代に入ってましたが、音にしても演奏にしても本当に凄くて、ベテランにこんなはつらつとした音を出されたら若手はたまったもんじゃないな、と思わされました。これは1967年にリリースされた日野皓正さん初リーダー・アルバムです。ピアノはなんと大野雄二さん。67年当時はまだアコースティック・ジャズのステージに立ってたんですね。大野さんはフュージョンに行く前の方が圧倒的に好きだなあ。

 翌68年録音の日野=菊池クインテットがとてもオーソドックスなハードバップだったので、デビュー・アルバムもそんな感じかと思ってたんですが、これがなかなかバラエティ豊か。ほとんどワンコードでアドリブする曲とか、独特なリズム・フィギュアを作ってスタンダード・ナンバーをフォービートで無くす曲とか、アコースティック・ジャズの中に色んな工夫がありました。全曲とも日野さん作曲で、並々ならぬ意気込みで録音に入ったのかも知れません。

 プレイは、いかにもモダン・ジャズの王道トランぺッター的で素晴らしかったです。僕が思う王道ジャズ・トランぺッターって、ルイ・アームストロングディジー・ガレスピークリフォード・ブラウン、こういった人です。マイルス・デイビスはちょっと違う。。つまり、あまり考えず、迷うことなく音をパンパンと紡いでいく人、みたいな。この瞬発力が素晴らしくて、「soulful」なんて、ひとつのモチーフを作ったら、そこから発展させるスピードといったら。。これ、他の楽器の人だったら「このモチーフを変奏して、次の主題を提示して、つなぎ目はスケールアドリブで…」とか、考えると思うんですよ。でも、ジャズ・トランペットだけは独特の伝統があって、考えてないわけじゃないんでしょうが、感じた瞬間にはもう音を出してるぐらいに速いです。日野さんは出音もパーンと来てすごいですが、このスピード感が一番の凄さと思います。逆に言うと難しい音楽には向かない性格というか、いい意味でジャズ・トランペットの申し子みたいな性格なんじゃないかと。本当に素晴らしいです。

 うーん、初リーダー作にしてすでに凄いです。そして、アルバムタイトルにもなったバラード「アローン・アローン・アンド・アローン」の切なさと言ったら…。ジャズ業界内では色々と言われていた人ですが、僕は本当に尊敬するなあ。。

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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