『The Beatles / Let It Be』

beatles_LetItBe.jpg ちょくちょくビートルズの記事を書いている気がしますが、ビートルズにそこまで思い入れがあるわけではありません。むろん嫌いではないんですが、ポップスの場合はポピュラーよりロックの方が好きだったもので(^^;)。で、なんでこの記事を書くことになったかというと、ちょっとしたアルバイトで久々にアレンジの仕事をすることになり、そのお題がこのアルバムの表題曲"Let It Be"だったから。で、LPをゴソゴソと引っ張り出して、久々に聴いてみたわけです。

 とにかくタイトル曲の"Let It Be"が素晴らしすぎる。コードは4つぐらいしか出てきません。基本的には、ずっとその繰り返し。なんですが…簡単にいうと、その曲のいちばん重要なコードに戻ってくる、その戻ってくる方法が、今のポピュラーミュージックの王道とちょっと違って、これが絶妙にいい。ムズカシイ言葉でいうと、いまの音楽って、ドミナントと呼ばれるコードからトニックと言われる主和音に戻ってくるんですが(キーがCの場合、G7→Cみたいな感じ)、レット・イット・ビーは、サブドミナントといわれるところからダイレクトに戻ってくる(キーがCならF→Cみたいな)。この感じが、なんというか…古風な感じがするんです。すごく古いクラシックとか(ベートーヴェンとかよりももっと前)、あとはそれこそイギリスのトラディショナル音楽とか。そういう古びた感じが、逆に今ではあまり聴かれない独特のムードを醸し出していて、僕にはすごく心地よく感じるのです。

 あと、詩も素晴らしすぎる。

Speaking words of wisdom, Let it be
囁かれた知恵ある言葉は「なるがままに」

 何の日本仏教だったか、「人のような小さな存在に何が出来るわけでもない。自分で何かできるとおごるのではなく、他力に自分の身を委ねてしまえ」という教義がありましたよね。これって、本当に知恵ある言葉だと僕は思ってしまいます。レット・イット・ビーは、あっという間に興隆して、そしておそらくもうすぐ消え失せてしまうだろう英米のポピュラー音楽の歴史に永遠に残る名曲だと思います。

 と、ここまで褒めておいてなんですが…このアルバム、他の曲が死ぬほどつまらないです。少なくとも僕には相当につまらなかった。この感想は、中学生の頃、わずかな小遣いをはたいてこのアルバムを買った時にも、同じ事を思いました。そう思った事を、今思い出した(^^;)。レット・イット・ビーが素晴らしすぎるので救われていますが、しかしビートルズのアルバムの中では評価の低い方のアルバムという事になっちゃうんじゃないかなあ。これは、解散間近のグループゆえの散漫さだったんでしょうか。


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ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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