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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『シューマン:ピアノ協奏曲 シェーンベルク:ピアノ協奏曲 ポリーニ(p)、アバド指揮ベルリンフィル』

Schumann Shoenberg_PianoConcert_Polini_AbbadBerlinPhil ポリーニのピアノ&アバド指揮ベルリン・フィルによる協奏曲集で、シューマンシェーンベルクのピアノ協奏曲がカップリングされています。僕はシューマンの協奏曲はヴァイオリンもピアノも好きなのに、なぜ交響曲は心に響かないんでしょうか。ちょっとピアノ協奏曲を聴いてみよう(ゴソゴソ)…うああ、シューマンの交響曲と協奏曲は、とても同じ作曲者とは思えません、協奏曲はメッチャ劇的かつ情熱的、メッチャいいです!シューマンのピアノ協奏曲は、以前にアルゲリッチ&アーノンクールのものを書いた事がありますが、こちらのポリーニの演奏も素晴らしかった!シューマンはピアノ曲や歌曲が有名ですが、本当はオーボエとピアノのための「3つのロマンス」みたいな室内楽や協奏曲みたいに、主旋律&伴奏型のロマン派音楽を作った時がいちばん素晴らしいんじゃないかなあ。

 しかし、僕がシューマン以上にひきつけられたのは、シェーンベルクのピアノ協奏曲でした。12音技法を採用した時のシューンベルクの曲って、無調時代ほどには好きじゃないと思っていたんですが、これはすごかったです。音列自体は12音ですが、構造は古典~ロマン派的で、第1楽章がソナタ、第2楽章がスケルツォ、3楽章が2部形式、4楽章がロンド形式です。線の音楽の構造にホモフォニーの伝統的な形式を持ってくると、こんなにも安定するのかとビックリしてしまいました。12音列技法の作品の中では折衷的なものかもしれませんが、良かったです!

 それにしても、シューマンとシェーンベルクとは、面白い取り合わせですね。両者ともピアノ協奏曲を1曲しか書いてないからこうしたのかな?そういう事情であったとしても、両方の曲が互いを引きたてあって、すごく良かったです(^^)。

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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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